感想置場。たまにひとりごと。
http://kagirinakumugen.blog107.fc2.com/
--
--.--.--
--:--
 
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 
編集[管理者用] このページのトップへ

 

Mon
2011.02.14
20:05
 
銀魂 シーズン其ノ弐 08 [DVD]銀魂 シーズン其ノ弐 08 [DVD]
(2008/02/27)
杉田智和、釘宮理恵 他

商品詳細を見る


本放送は2年目第80話。

どうでもいいけど、今某魔法少女を見ているので「きゅうべえ」にちょっと反応。
おたえちゃん、ぼくとけいやくしてまほうしょうじょになってよ
というときの感想。以下ネタバレ。

 

more

「普段眼鏡をかけてる奴が眼鏡を外すとなんかもの足りない パーツが一個足りない気がする」

女の子である九兵衛がどうして「男」として育てられたのかが語られるのが前半のメイン。
同時に語られるのは、お妙さんが見せている笑顔の裏側。
そんなお妙と九兵衛の「事情」が軸となって物語が進んでいく。

九兵衛が男ではなかった、という意外な事実が土方を翻弄する。
そして<常に笑顔を見せている>・・・たとえ先に手足が出てしまうほどの男勝りな凶暴さを見せようとも、どんなときも笑顔だった。それなのに彼女が見せた「涙」という意外性が万事屋3人と近藤を動かした。

九兵衛は柳生家の家督を継ぐためには男でなければならない。
お妙は九兵衛の左目の責任をとらなければならない。
・・・そんなものは誰が決めた?敏木斎をはじめとした柳生家の男たちはそれを強制したとは言っていない(男=強さとして育てたら「性的に本当の男」となろうとした)。
お妙にしてもそうで、左目の事は九兵衛は気にしてはいなかった。
この、ある意味で戒めのような自分に課した責任は、裏を返せば自分勝手な思い込み・勘違いにすぎなかったわけで。だから本人たちも迷いがある。お妙は帰りたいと涙を見せて、九兵衛は銀さんが指摘したように自分も誰かに守られていることび気がつかず、新八たちも振り回されて、敏木斎たちも罪悪感にかられる。・・・誰も幸せになってなんかいなかった。新八が弱かったことでお妙が強くならざるを得なかった、笑顔で安心させなければならなかった~というのにしても同じこと。

誰もがほんのちょっとずつ責任を持っている。だけどだからといって誰かが一番悪いというわけでもない。
誰もが優しいんだよね。お妙も新八が弱かったせいにしてないし、九兵衛も柳生家を恨んではいない。誰もが優しくて、誰もが相手を想っていて、だけど本心を言わなくて、だからこそズレが生じて今回のような騒動に発展してしまった。

この話のポイントは、冒頭で銀さんと敏木斎の会話にあると思っています。
「俺よォ、元々そんな乗り気じゃなかったんだよ実は。なんか皆行くぞーみたいな感じになってっから、雰囲気壊してもアレだしなあって思って流されちゃってさあ。ホント俺のバカ」
自分ひとりに責任があると思いこんでいる者たちに、理由はどうあれ(新八の言う「姉上のため」は新八個人の理由でしかない)皆が集まることこそが意味があるのではないかな。言うなれば、「あなたは一人ではないんだよ」という事実を突き付けること。それ以上でも、それ以下でもなく。

「護り護られ」という銀魂のシリアス面のテーマがずばり台詞で語られるこの話において、護られる側の視点と護る側の視点が入り乱れているのがとても面白い。新八はかつて護られる側たったのが、今はお妙を護ろうとする側。逆にお妙は護る側だったのが護られる側に。九兵衛は護る側と思いこんでおきながら実は護られる立場でもあった。
銀さんは、それらすべてを俯瞰的に眺めているんだよね。
敏木斎曰く、「死んだ魚のような目ェして、よう見てるじゃねえか」
いち早く九兵衛の事実に気付いたのも新八の背中を護る側についたのも、全て冷静に状況を見ているからこそ。

「てめえにはよく見えるだろう。護り護られる大事なもんがよォ」
新八の眼鏡と掛けているのは見事。曇った視界が、眼鏡をかけたことでクリアになる。

自分勝手な思いこみを外して、自分の状況をよく見ろ。そうすれば自分が護る立場でもあり護られる立場でもあることがわかってくるはずだ。
新八なら分かるはずだ。

「これでよく見える」
見えた先にあったのは、自分の周りにたくさんいる皆。仲間でもないし嫌いかもしれないけど、彼らがそこに集まっているということに意味がある。自分はその中で生きている。

何が良いかって、それを説教として具体的な台詞にするのではなく描写で示していることなんだよね。
万事屋稼業(本放送80話までの間)で新八がどういうやつか知っている銀さんだからこそ言える台詞なのです。それは信頼の言葉でもある。「てめえにこいつの何が分かるってんだ。てめえなんぞにこいつを語ってもらいたかねえんだよ!」とはそういうことだ。新八を知らない輩にしてみたら、新八はただ護られるだけのように見えるんだろう。でも自分(銀さん)はそれだけじゃないことを知っている。今は自分が敏木斎から護っているけれど、それで終わる奴ではないことを知っている。原作にはなかった新八の涙の描写は、その銀さんの信頼に対する新八の「答え」なんだろうなあ(もっと言えば、原作該当話を読んで出したアニメスタッフの考察)。嬉しさ?普段から考えたら意外?安心感?きっとそのどれもがごちゃごちゃになってる。物事は一言では決して表わせないのです。銀魂とはそういう物語だ。

銀さんはお妙のことは語らず、あくまでも新八のことしか語らない(常日頃からお妙と行動しているわけじゃないから)。でもそれはお妙も九兵衛も一緒で、新八を通して今回の話の軸であるお妙・九兵衛の事情のおかしさを指摘しているのです。九兵衛が実は女だったのも、お妙が見せた涙も意外でもなんでもない、どれもお前たち自身だろ~って。

あくまでも銀さんは、兄貴・・・経験ある者として新八を導く立場として描かれているわけですが、これが銀さん本人の問題として描かれるのが「かぶき町四天王篇」だと思ってます。いやあ、春からの2期が楽しみですね!!


それにしても、この話は銀さんの行動や台詞がとてもとても良い!
上記の「てめえにはよく見えるだろう~」もそうだし、新八と交互に台詞を言いながら屋根の上で再会して背中合わせになるところとか。音楽の効果ともあいまって、初めて見た時にはとても盛り上がったのを覚えています。新八の兄貴分としての役割をしっかりと果たしているが燃える!名言の宝庫といっても過言ではないような。

土方の台詞「女だ」で終わるAパート、眼鏡をかけた新八の再登場で終わるBパート~という構成もイイんだよね。華やかな必殺技なんて全くないのに(ないからこそ、か)面白かったです。ジャンプ的王道のストーリー展開でした。

スポンサーサイト
テーマ * 銀魂 ジャンル * アニメ・コミック
Trackback(0) Comment(0) 編集[管理者用] このページのトップへ

 

 
Comment

 

 Secret?

 

 

 

 
Copyright © 2017 Blauer×Himmel, all rights reserved.
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。