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Sun
2010.04.18
21:24
 
シャンバラが昨日キッズステーションにて放送されました。当然見たわけですが、OPの「Link」の本編とのシンクロっぷりに感動。この曲単体で聞いてもそれほどでもなかったが、シャンバラのOPとして映画館で見たとたんに大好きになりました。

と言う時のハガレンFA53話感想。
以下原作ネタバレあります。 

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・・・それにしても・・・キャラの台詞と台詞が重なりあってるから、全部の台詞をしっかり聞こうと思ったら2回以上繰り返して見なくちゃ!と書いて見るとは限らないのが私クオリティ。

<戦争を人が起こす>のはなぜか。それについて金銭的な理由が一切語られない。これに関してはこの枠のガンダムのネタ(ダブルオーのヒューズアリー・アル・サーシェスなり、種デスなり)にはなっていたなと今更ながら思いだした。

ラジオのブースで指示をするプロデューサーらしき人が、電話口でひとりで演技する様がかなり面白かった。周りがノーリアクションなだけにシュールな面白さがある。とっさの判断でマスタングに自分が撃たれると演技しているんだから、このプロデューサーはかなり頭の回転の早い人なんだろう(でもそのラジオ自体は面白くないらしい)。

ここはある意味緊迫した状況であり、ここ最近の鋼FAでは見ているこちら側が一息つける場面です(下手なギャグよりよっぽど面白かった)。

マスタングがクーデターを図ったわけではない(byブロッシュ)というのは、ラジオを聞いている民衆へのアピール。これによって、クーデターを図り大総統夫人を殺そうとした悪者となるのが軍上層部であり、<夫人を助けた>マスタングは民衆の支持を得やすくなる。真実を知らない(情報源が自分の行動の結果得たものではなく、ラジオというメディアを介さなければ得ることがないというのがポイント)というのは、良くも悪くも利用しやすいのだ。だから皮肉として「みんな大好きなんだから。正義が」「先に言ったもん勝ちだ」なんて台詞がある。
そうやって利用されたくなければ、自分で行動して情報を得た上でどれが真実なのか自分の頭で考えなければならない。

情報の少なさに戸惑う市民は、声をあげて議論し始める。その綻びはセントラルの街並みに広がっていく。その様はあたかも、イシュヴァールで少女が殺されたことをきっかけとして軍とイシュヴァールが衝突したときのようだ。イシュヴァールと違うのは今回は一般人が誰一人として亡くなっていないこと。

イシュヴァールの少女を殺したのは軍人に変身したエンヴィーであり、エンヴィーが戦争を起こすために意図的に行ったことだ。今回も意図的にマスタングが夫人を連れだしラジオで発言させた。何事も偶然に起こるのではない。全ては誰かの意思によってはじまるのだ。何も知らない民衆は、その誰かの意思によって良くも悪くも動かされる。ここの表現は原作を読んだ時にはそこまで考えなかったけど、なかなか考えさせられて面白いなあ。

そして、今回の53話は、この民衆の支持を得る英雄マスタング像と実際にヒューズの復讐に走ってしまうマスタング像とのギャップが出る回となっている。構成としてシンプルで、そして対比としても面白い。


「これは敵だ。鋼の」
前回シドのレインが挿入歌として流れた場面を指している。エドの苦悩の表情はつまり、賢者の石とはいえ元は人だった者を倒さなければならない葛藤(それのおかげでFA26話あたりでエンヴィーの本体相手に窮地に陥った)だ。そうやって戸惑っている間に自分が殺されるかもしれない。だから敵として倒さなければならない。
FAエドは見た目が化物でも元が人だったら戸惑う。それは5話で見た夢でうなされていた時から一貫している。


相変わらずべらべら喋る(しかも激しく子供っぽい語り口)エンヴィーが小物だ。で、それに対するマスタングも段々ガキっぽくなるという。この場合、マスタングは自分が上手に立って思い通りに事を運ぶというよりは、相手のノリに悪いように影響させられてしまったと言えないだろうか。
(ここのグレイシアに変身したときの声は、グレイシアの声優に演じさせた方がもっとえげつなくて良い(おい)と思ったんだけどな)

もしかしたら、マスタングは最初こういう復讐劇に走るつもりはなかったのかもしれない。冷静に夫人を使って自分の都合の良いように事を仕向けたように、実行犯を特定した後もアメストリス国の法か何かにのっとった(あるいは民主制に移行した場合の法)冷静な対処をするつもりだったのではないだろうか。少なくともヒューズの墓の前にたたずむ彼に、このような事を起こすようには見えなかったハズだ。自分の手で犯人を見つける、それが目的だったとしても、そのあとのマスタングの行動は当初の予定ではなかったのでは。

ところが、エンヴィーのガキっぽい語り口調、そしてグレイシアに変身した時に見せた嘲笑う仕草・・・そういうものを間近で見せられてしまったマスタングはガキのようにキレてしまった。エンヴィーに乗せられて一気に冷静さを失った彼はこんな無様な姿を見せつけてしまう。言ってみれば、エンヴィーの術中にハマって踊らされてしまったというか。たった少女が殺されたことをきっかけとしてイシュヴァールで戦争が起こってしまった時のように。
ラジオを民衆に聞かせることで軍の出す情報が少ないと憤る市民の姿が描写されたが、それを先導したのがマスタング自身であるハズなのに、ここで彼がやったのはイシュヴァール開戦の理屈とほとんど同じに見えた。声を出して理屈で攻めるのではなく、攻撃によって相手をぶちのめす。

もっともエンヴィーにとって誤算だったのは、エンヴィーの思う以上にマスタングが強かったということか。



ひとつの事実があり、それを知ったときどう対応するか。
セントラルでは夫人出演のラジオを聞いた民衆が情報の少なさを知って声をあげ始めた(お互い対立してない)。
マスタングはヒューズ殺害の実行犯を見つけて何も知らないガキのように冷静さを失った。

そして、ロックベル夫妻を自身の家族の仇のように殺したかつての復讐鬼であり今は皆と行動を共にするスカーが同じ場所にいる。

上記が全て同じ回で語られたというのが良かった。

今回の構成は大野木さんの脚本のくせに(失礼)面白いと思いました。
エドがそんな出番ないときのほうが面白い気もするがw

ただエンディングの入りはもうちょっとなんとかならんかったのかな。いったんCMを挟んで欲しいくらい。


「積み重ねられたものはやがて、堅牢な自我として完成される」
予告の台詞です。この後に「だが」と続く。
実際問題<堅牢な自我>を持つ者は、よっぽど自分大好きで他人と関わりがない者か極度な盲信者だけだと思うんだけど。もしくは周りにイエスマンしかいない裸の王様か。
マスタングはむしろこれから精神が大人になっていく者として描写されているので、積み重ねられて堅牢で完成された自我を修正するというよりはまだ積み重ねる途中という感じなんだが・・・。

マスタングがエドの後見人でもなければ(2話で自分は違うと言ってなかったか)6話でリゼンブールに帰るエドを気遣いもしない、周囲に気を配る「大人」の姿が当初から全く描かれていない以上、方向転換というよりは軌道修正というような気がする。

エドのあの表情は、マスタングを国家錬金術師に導いてくれた大人としてではなく、兄貴として仲間としての表情に見えた。もともとエドに対して年齢をへた分大人、とは全く描かれていないわけだし。

で、いつの間にやら仲間になっているチャーリーさんたちイシュヴァールでの部下についての回想話は来週くらいしかもう入れるところないと思うが、どうなんだろう。こんな無様な復讐劇をするような男に人が付いていくハズもないだろう。実際のマスタングは人が付いていきたくなるような男だ~とアピールするにはもうここくらいしか・・・。

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