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感想置場。たまにひとりごと。
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Sat
2007.07.14
19:16
 
12日にガンガンを購入してはいたのですが、書く気力がどうしても起こらず。

それでもこうやってしっかり書くんだから、もしかしてその程度?

以下ネタばれ。 

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ついつい「しょうがない」と言っちゃいます。
ついつい「もうだめだ」とか言っちゃいます。

どんなに頑張っても成果として実らない、逆にいいように利用されちゃって、いつの間にやら損な状況に陥ってる~なんてことはしょっちゅうです。よく同僚(といっても私の母くらいの年齢の方だけど)と「正直者がバカを見るよね」なんて会話をしています。

だけど、私としてはたとえ損しても正直ものでありたいので、一生懸命働いている(つもり)です。だからいつの間にか他人の都合にあわされて休みがつぶれちゃうんだけど・・・orzいつかきっといいことがあるさ!と祈る毎日。いいことなんてこれっぽっちもないつまらん生活だけど・・・
だいたい「仕事なんてものはいかにさぼるか、だよ」とかなんとか言ってこっちが重たいものをひーひー言いながら抱えて運んでいる最中に上司のいないところでがははは馬鹿笑いしてる奴らには負けたくない!

鋼に関して言えば、イベントとかあっても東京ばっかで地方在住者で尚且つ金なし暇なしの貧乏人にはしょせん縁のないことなのねーとかあきらめちゃってました。そうでも思わないとやってられないんだもん。東京近郊に住んでいる、というだけですでにうらやましい。

半ば口ぐせのように「もうだめだ」「もうやめよ」とか言ってる私には、最近の鋼の展開は非常に耳が痛い。
むしろ激痛。

だけど、そのとおりなんだよなあ。
そして、はっきりと言い切るアルがかっこいい。

ただ、普通に同じセリフを、別のだれかが言ってもかっこよくは感じられない。説得力が感じられない。これは、アルが言うからかっこいい。
エドが言ってももちろんかっこいい。

そもそも機械鎧に、空っぽの鎧になってしまった原因は何か。
それは、かつて自身と兄とが行ってしまった人体錬成が原因。
人体錬成・・・それは禁忌。犯してはならないもの。

それを踏まえたうえで、わかった上で、あえて元の体に戻るべく努力する。

ぶっちゃけ、最初はなんて虫のいい話なんだと思いましたですよええ。

だけど、ただ元の体に戻りたいだけじゃなかった。
アルは、そしてエドは、自分たちのやってしまったことを決して忘れない。絶対に忘れない。

鋼では伏線がかなり生かされていて、今月号であのヨキですらその経験が生かされていたことにびっくりすると同時に、あの1巻の炭鉱の話が「ただの話」じゃなかったことに牛さんに敬意を示したいです。まあ、最初からか後から付け加えられたのかはわかりませんが、それでも生かすことができる技術ってーのがすごい。

こういうのって、自分たちのやってしまったことを決して忘れない、に通じると思うのです。以前の経験が、今ある問題に立ち向かうときに役に立った → 以前の経験を覚えていたから ってことでしょう。

やったことを忘れずに、それを踏まえて、過去の経験を理解して分解して錬成して、自分自身を新たに構築しながら、アルはあのセリフを吐いたのでしょう。だから、かっこいい。

(先月号のウィンリィにしても同じ。過去・・・セントラルで一度スカーに銃口を向けているからこそ、先月号のあのセリフがかっこいいのです。でなければただのお説教になっちゃって、読んでるこちら側に説得力がかんじられなくなっちゃう。だから、未読の方にはぜひぜひ全巻読んでから先月号と今月号の話を読んでほしいかも)

ただ面白いと思ったのが、合成獣にされた軍人たちで、かつてグリードの元に集まっていた合成獣の軍人たちは、本音ではやっぱり元に戻りたかったんだろうか。それとも、受け入れてくれるグリードという存在に満足しちゃってたんだろうか。少なくとも現状に満足していなければ、あそこまでグリードを慕わないだろうし・・・。

どちらにせよ、今回出てきた合成獣の軍人たちは、合成獣にされ死んだことにされ家族に会うこともあきらめて、かつ「なぜそういう事態にされたか」ということに疑問をもつことすらあきらめてしまってた。だからあっさりと軍の言うことにしたがっちゃったのかな。そして事態が悪い方向に進んでしまう。
イシュバールの内戦でのロイとの差がここに出ちゃってます。ロイは今立ち向かっている・・・あきらめてないから。


事を成すには情を捨てるのも必要

ウィンリィを人質にとられたふりをしてスカーとともに行動させる


ただむしろそっちよりも、あのスカーがあっさりと約束をしたのが意外でしたが。
最初から腹を割って話し合っとけばこういう事態にはならなかった、ということかな。思えば最初は機械鎧をぶっ壊され、次はセントラルでの戦闘。その間に彼らがやったことは戦いばかりで、話し合うなんてことはしなかった。そんなゆとりも精神的になかった。

エドは今回のウィンリィの作戦で、他人を信用する、ということを試されているような気がします。しかも他人というのが、ひとりは守るべき対象者だった女の子で、もうひとりがちょっと前まで敵として戦っていた相手。なんでもかんでも自分たちで抱え込んで、自分たちならなんでもできるという思い上がりは、裏を返せば他人を心底頼っていない・・・信用しきれていないということ(ウィンリィが自分をサイテーと言ったのは信用してくれている人に対して申し訳ないからだろうたぶん)。人は一人では生きていけない。支えあって生きていかなければならない。信用しなければならない。たとえ憎むべき相手であっても・・・
まあ、スカーを利用している面もあるので一概には言えないですが、それでもある程度信用しなければああいう作戦はできないわけで、情にもろいエドはつらいだろうな、と。

同時にウィンリィは、エドに心底愛されているなあ、と。約束の証のピアスは、もともとエドとアルが贈ったもの。それを預かっといて、っていうことは「私はいつでもあなたと一緒にいるわv」もあれば「私を忘れないで」「ひとりじゃない」とかいろいろあるでしょうなあ。
とはいえ、全部預けるこたーないだろとつっこんでしまいましたが。ひとつくらい自分で持っててほしかったかも。しかもピアスは外すのに極寒の地でミニスカ・・・?ちょっとちぐはぐなところが初々しいというか、かわいらしいというか、まだまだ幼いのね~というか。

白い吹雪のなかからあらわれた、門の前にたたずむアルの肉体。それが手をさしだし、アルは思わず・・・。
にたっと笑っている肉体は、なんだかエドと邂逅した肉体とは違って見えますが、もしかして本人同士(?)だとああいうものなのかな。なら、もしエドの真理とアルが邂逅していたら、やさしいお兄ちゃんっぽい真理だったりして。

黒い影からぞぞぞの触手がおそいかかってきて、白い吹雪のなかからは真理(?)が出てくる。「人の心も白と黒だけではありませんな」のセリフが効いてて、なんだかすごくいい感じな話です。
そして、冒頭で肉体がないことから派生する決意の強さを謳っといて、最後ではその体を利用する。アルはしたたかな強さをもあわせもってます。

チェスのシーンで、なんでイズミに見立てた駒が倒れてるんだとか、最後の駒はやっぱり大佐?とか思いつつ次号を待て。










正直一回読んだとき、あー面白かった、だけな感想でしたが、こうやって改めて感想をつらつら思いついた順番に(ダメだろそれじゃ)書いていったら、すごーく見どころばかりでした。感想をブログに書き込むことって、だからやめられないんだよね・・・。
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鋼の錬金術師

鋼の錬金術師『鋼の錬金術師』(はがねのれんきんじゅつし、''Fullmetal Alchemist''、略語:ハガレン、鋼、F.A、FMA)は『月刊少年ガンガン』で連載中の荒川弘のダーク・ファンタジー|ダーク・ファンタジー漫画作品。また、それを原作にしたテレビアニメ
れなのブログ【2007/07/29 13:13】

 

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