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Fri
2010.02.19
23:28
 
アイザック登場の1話は、今見返すと面白い。

 

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アイザックは決していらないキャラではないと思うんだよね。問題点はあるにせよ、アイザックがセントラルを襲った事件を「約束の日」を次回に控えた今改めて見返すと非常に興味深い点が多々ある。

以下、他の方にコメントしたものの再掲載です。若干変えた部分もあります。

1話時点で既に国土錬成陣の存在を知っていて、当時エドやマスタングはアイザックの行動を止める立場にあるということは言うなればお父様やホムンクルスの手助けをしているということ。自分たちが知らない間にやっていた行為が、実のところ後の自分たちの行動の妨げになってしまう。もっと言えばアイザックの話を誰一人ろくすっぽ聞かなかったことでアイザックが持ち得ていた情報にたどり着くまでに時間がかかってしまう。

もちろんアイザックの行動を止めたのには訳がある。軍人を殺し、セントラルを氷で覆い尽くそうとした彼の行為は人々の生活を脅かすもの。軍人やそれに準ずる国家錬金術師がアイザックを止めるのは当然のことだ。
そして、情報の真偽を判断する材料がそろっていない時点で、誰がアイザックの言うことが絵空事ではない真実だと信じるだろうか。
もしアイザックが1話ではなく、大総統がホムンクルスだと分かっている31話時点で襲いかかってきたら話は違ったかもしれない。真実にたどり着きたくて、アイザックに話を聞こうとするんじゃないのか。



そしてもうひとつ。
アイザックが誰一人仲間を作らずにたったひとりでセントラルを襲ったというのもまたポイントだ。

OP「Period」でエドやアルを大勢の人々が取り囲んでいる描写が象徴するように仲間が徐々に増えているのが今の鋼FAの物語なわけですが、それと真逆なのがアイザックなのです。1話で、彼の周りには誰一人としていなかった。
だからこそ、エドやマスタング大佐の傍に彼らの話を聞いてくれる者の存在が目立ってくる。

復讐という点ではスカーをも彷彿とさせる。結局スカーは復讐をやめてしまうわけで、それを思えば最期まで復讐心を貫いた彼は、たったひとりだからこそ得られなかった何かのせいで散って行ったようにも見える。軍に刃向かう方法を間違えてしまったのだ。間違えて、軌道修正する間もなく、彼は大総統の手によって殺されてしまう。復讐をやめた後のスカーは、国土錬成陣や逆転の錬成陣の解読シーンでは、イシュヴァール語の解説という役回りはあるものの基本的に聞き役なんだよね。マルコーとエンヴィーとの戦闘では彼はサポートに徹している。軍に刃向かって復讐鬼として国家錬金術師を殺しまわっていた彼が、国家錬金術師と行動を共にし、彼らのサポートをする。アイザックは、それが出来ず、故に破滅しかなかった。言わばスカーのあり得た未来の姿なのかもしれない。

アイザックの1話は決していらない話ではない。
国土錬成陣の存在を示唆することで水島版ではない入江監督版鋼FAだと方向性を打ち出すとともに、後で見返すことで主要キャラとアイザックの行動の違いを見出すこともできる、かなり面白い話だと思うんだけどな。なければないで問題はないのが正直なところだが、あればあったで考えると面白い結果が得られる、そういう作りになってます。



ただ問題点というのもあって。
エドを見て言う「鋼の錬金術師!」の口上が3話とかぶってしまってクドイ。マスタングの無能ネタが5話で繰り返されることでこれまたクドイ。1話で既にインパクトがあったので、同じネタを1か月もしないうちに他話でやるとインパクトが削られるだけ。ましてや後の話は原作にある話なので、あたかも原作話のインパクトが削られてしまったかのように見える。もっと言えば1クールのキャラ立ちの大事な場面なのに、インパクトが削られるとキャラの魅力も減ってしまうという演出のまずさと連動した負のスパイラル。「鋼の錬金術師!」にしても無能ネタにしても、1回で十分だったと思ってます。アイザックで一度やるならば、いっそ他を削ってしまえばよかったのにとすら思う。他が原作準拠で削れないというのであれば、1話の同じ表現部分がいらなかった。


もうひとつは、オリジナル要素を生かし切れていないこと。エドはアイザックについて一度思いだした。次はマスタングが思い出さなければならない。何しろアイザックは軍服を着てセントラルを襲ったわけだ。彼があえて軍服を着ていた意味をマスタングは知らなければならない。アイザックの場合、軍服は喪服でもあるんだろう。軍そのものがやばいのだから、軍自体も消さなければならない(自分含めて)と。
でもマスタングはそうじゃなくて、彼が目指すのはあくまでも軍を<変えること>なのだ。もしマスタングがアイザックを思い出す描写があれば、アイザックは意味あるキャラとになります(今のところエドだけで中途半端)。スタッフには前作スタッフのように、オリジナルキャラを出したからにはオリジナルならではの決着を見せて欲しい。これについては今後の期待も込めています。

1話は、私的にはアイザックを主役にして見返すとかなり面白いのです。まあ他の人はどうか知りませんが。
あるならあるで存在する意味は何があるんだろうと考えるのもまた一つの楽しむコツだと思うんだがなあ。
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テーマ * 鋼の錬金術師 ジャンル * アニメ・コミック
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