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Mon
2010.01.04
01:23
 
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他の事をしながら~ですが、鋼FA一挙再生してました。今のところ1話から24話まで見た。お前暇人だな。
で、ちゃんとリミテッド映像特典「シンプルな人々」を夕方5時に再生するこだわりっぷりです。お前暇人だな。
なるべく頭を空にして(これが重要ポイント)、通して見ると面白かった。1クールの出来事って(作品自体の出来はともかく)あくまでもエドやマスタングは受け身なものがほとんどで、「面白くなった」とされる2クール以降って主要キャラがどんどん自分から行動をして、その結果災難(?)が降りかかってくるといったパターンのように感じられました。話の詰め込み具合はほとんど変わらなかった。
一気見して分かることと言えば、物語の疾走感がめちゃくちゃ激しいということ。まあ良く言えば疾走感であり、悪く言えば展開早すぎて人によってはついていくのが大変だろうなあということ。そして、見ていて物語内の時間経過や距離感が今一つ掴めない。
原作という教科書があればちゃんと楽しめる作りではあると思います。正直、原作のおさらいをしているみたいだった。だから原作をぜひとも読んで欲しい、見ていてそういう気持ちになってしまった。

という前置きをした上で、リミテッド映像特典「シンプルな人々」の感想です。
以下原作ネタバレあり。
 

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鋼FA2話の回想シーンにおけるリザとウィンリィの会話の補完が今作のアバン。
2話では「守るべき人がいるから」の台詞の後で部屋から出てきたマスタングとともにすぐに連れだって出て行っているけれど、その瞬間の出来事を補完する描写となっています。
個人的に、後でこうやって補完するくらいならば最初の2話時点でしっかりここを描写しとけよ、と思ったり思わなかったり。2話が物語の設定の説明話でしかなかった~というのが、こういうところでも露呈してしまった。
2話の描写の「守るべき人がいるから」とリザが立ちあがる一連の行動がものすごく早くて「間」がなかったせいで<実は例の台詞の後にはまだ会話があったんです>と解釈するにはちょっぴり不親切ではないだろうか。今回のアバンと<どちらが正しい物語>なのかと誤解されてしまうかもしれないが、同じ台詞「守るべき人がいるから」の後にほんのちょっぴり描写を付け加えた、と解釈するのが正しい。


2話にわざわざ台詞を付け加えたのは、リザの最後の台詞のためなんだろう。

物語は原作通り。
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アニメ誌でオリジナルでアクションシーンが付け加えられた~と書かれていたのでどこに入るのかと思えば、2度目に機械鎧をぶっ壊した理由がそれだった。
戦った相手はおそらくシン国の人間。メイ・チャンと似たようなクナイを持っているし、なによりも独特の民族衣装。エドやアルが錬丹術を意識する前から、そしてリンやメイ・チャン以外もまたアメストリスの錬金術と不死の法を目的にして侵入していたということになる。何よりもこの巻でシン国キャラが多数登場する新章だ。それを意識したキャラ設定とも言えるかもしれない(だからシン国出身の彼に深い意味はない)。

作画は、本編やってる間に作った割にクオリティが高かった。アクションシーンなんてめちゃくちゃ動いていました。さすがボンズ。
とはいえ、顔が更に丸かった・・・

「シンプルな人々」・・・理由はいつだって単純。ピアスをつけた理由も、髪を伸ばした理由も、相手がしていたのを見て良かったからということ。

理由自体は単純でも、彼女たちの心に深い何かを残しているんじゃないかな。

彼女たちがピアスをしたり、髪を伸ばした大元のきっかけがあえて描写されています。
リザは「守るべき人がいる」と答える。その先にはマスタングがいた。それと同じように、車いすに座って国家錬金術師になると決意した焔の点いた目をしたエドを見て、機械鎧で自分もまたリザのようにエドをサポートしようとした。

ウィンリィが兄弟から贈り物として貰ったピアスを全部つけてしまうなど見ていて正直痛々しい耳に穴を開ける行為は、<痛みを知って相手を理解する>行為に見えた。
ウィンリィのつけたピアスは「守るべき人がいる」と言ってのけたリザと一緒だ。つまり、エドを支えたいという意味があると思う。

そして痛みを知る、というのはエドだけではなく、話を聞いたリザその人の痛みもまた含まれる。軍人だから嫌いではなく、リザ個人を見てピアスを開けたいと思うほどに影響を受けたのだ。


では、リザ。
「理由もきっかけも、いつだって単純なものよ。私たち狙撃兵も、シンプルな世界で生きてるじゃない。引き金を引けば、敵が倒れる」
幼いウィンリィのロングは、ある意味<普通さ><日常>の象徴でもあると思うんだよね。ウィンリィは何よりも軍人を嫌っていた。
引き金を引けば敵が倒れる狙撃兵・・・つまり軍人はリザにとっては日常でもウィンリィにとってはそうではなかった。ウィンリィにしてみたら非日常的でしかない。
30話のイシュヴァール回想シーンや、ねずみの理想でもって国を変えようとするマスタングをサポートするリザを思えば、<日常>を決して忘れないという意思の表れのようにも見えました。日常(あるいは女性として)への憧れでもあり、非日常的な軍人として嫌われてしまうこともまた覚悟の上、そういう決意だ。考えてみたら、軍の狗としてあえて国家錬金術師を目指したエドと同じとも言える。


原作では「守るべき人」の件もエドの焔の点いた目の描写もなかったし、何よりも狙撃兵の台詞もなかったので、単純明快に<シンプル>な話と受け取っていました。が、FAでは面白いように深読みできる描写になってる。シンプルだけど、根っこは全然シンプルじゃなかったというか。もちろん受け取り方によってはごくごくシンプルな話にも受け取れるようになっています。

痛みを伴うピアスと、自然にまかせれば勝手に伸びる髪。それは非日常と日常の象徴だろう。

リザとウィンリィは対照的なようでいて、その実よく似ている。エドとマスタングの関係を思えば、彼らを支える彼女たちもまた同様なのだ。非日常も日常も受け入れて(ウィンリィは受け入れようとして、かも)彼女たちは男たちをサポートすべく前に進む。

物語としては15分程度(少し超えてたかも)のショートストーリーですが、なかなか面白かったです。こうやっていろいろ解釈できるのはとても楽しい。


さて、順調に原作のアニメ化を進めているFA特典ですが、次は何になるんだろう。
私的には外伝「長い夜」(「パーフェクトガイドブック3」収録)が見たい。
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テーマ * 鋼の錬金術師 ジャンル * アニメ・コミック
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