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Sun
2009.12.13
22:28
 
今回はいろいろとテンションあがりまくりです!

1)当然のごとくアバン
2)Cパート
3)劇場版「銀魂」CM

3)については、相変わらずのBG(背景)オンリーなのが銀魂らしい!何気にテレビシリーズとは変えてきてるんだよね。とてもとても楽しみ!思わず何回も繰り返してしまいました(一番見た 笑)。

鋼FADVD&BD5巻のCMもありました。ナレーションはウィンリィの高本めぐみさん。
高本さん、かなり上手くなってる(@_@)

さて、以下36話感想。
原作ネタバレありです。


 

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さて、幼い兄弟にも萌えたけれどそれ以上にトリシャ中心なエルリック一家の描写がとてもとても好きな私は、変なのかもしれないと、兄弟萌えな方々の感想を読むたびに思い知らされる(涙)。




1分で終わったらどうしようーなんて言ってましたが、実際には5分。原作17巻第68話「家族の肖像」をほぼ忠実にアニメ化しています。
まさかアバンを通常時より長めに描写するとは思いもよらなかった。
ていうか、1クール目のような余韻の残らない高速展開でなくてとてもとても安堵しています。しかもその1クール目でも「家族の肖像」の一部を描いているので、いかにFAスタッフが「家族の肖像」ひいては家族の描写を大事にしているかが分かると言うもの。

このアバンパート、ぜひとも第12話「一は全、全は一」と一緒に見ていただきたい。

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上記4巻2話目に収録されています。ちょうど先月末に発売されたばかりなので、とてもタイムリーです!

12話がエド視点による「家族の肖像」(一部)であるならば、今回はホーエンハイム視点での「家族の肖像」となります。

比較して面白いのが、ホーエンハイムの表情。
12話のエド視点では、父の表情は何一つ変わらなかった。
12話を見る限りエドは父の決意の表情を<決別>の印と受け取ってしまったのだろう。朝日が差し込んでくる扉が閉じられてしまった様は、父からの拒絶だった・・・母が死んだのは父が出て行ったせい。12話で涙を笑顔で隠した母を見たエドは、そう、誤解してしまう。

ところが36話において、ホーエンハイムが子を見る表情は逐一変わっている。

子が自分を見ている様子を見て、涙を必死におさえ、厳しい表情を向ける。
それは決別では決してない。

「俺はトリシャと子供たちと一緒に、一緒に、老いて死にたい」

決別でも拒絶でもなく、家族と一緒に過ごすために、彼は<決意>したのだ。
エドが拒絶と受け取ったそれは、ホーエンハイムの決意だった。トリシャを、子供たちを忘れないように。家族こそが彼を突き動かすものだったのだ。

なんで睨んでしまうんだよ、なんで子に「じゃあな」の一言もなかったんだよ(原作ではしっかり言ってました)と、すごくもどかしかった。
でもそれは、年をとらない自分が化物だからと子供たちに触れなかった彼だからこそ。トリシャの愛を受けながらも、自分を化物だと自分から距離を置き、自分を傷つけてきた彼は、眼鏡の奥で涙を流すことしかできなかったのだ。

もっとも、トリシャの「笑って」という言葉を聞いて涙を流した彼は、むしろ涙を流すことができるほど変化しているんだけど。

その眼鏡の向こう側の涙を、決意を、エドは知らなかった。見る事ができなかった。12話において描かれた強烈な朝日の光は、希望を見据えたホーエンハイムを描写している。対して扉が閉められたことによって朝日の光を奪われ暗闇に戻ったエドには、父のいない家族は暗闇を象徴していたのだろう。その後母が死んでしまったから。しかも人体錬成してもなお手に入らなかったのだ。死んだ人間は甦らないのは当たり前・・・そんな現実とは別に、今どこにいるか分からない父親と、もうどこにもいない母親を、エドはどこか一緒に考えていたのではないだろうか。大好きな母親は死に奪われた。どこにいるか分からない父親がつれていったようなものだ。

母親がいなければ何も出来ない、そういう自分のガキっぽさを思い出してしまうから、父親を毛嫌いしている部分もあると思うんだよね。
扉の向こう側で必死に家族と一緒に老うために研究に励んでいた父に、そうとはまるで知らずに自分たちにかまってくれない寂しさもあっただろう。肉体だけでなく精神的にも成長期の彼はガキっぽい自分を思いだすのがなんだか恥ずかしい、そんな気持ちもあったりして。

原作では眼鏡の奥の瞳の描写は、最後の睨んでいるかのような表情をのぞいて全く描写されていないんだよね。アニメのこの描写はとてもとても良かった。アニメなりの要素をつけてくれたことが、ものすごく嬉しくてたまらない。
FAでは意図的にホーエンハイムのお茶目な部分は描写されていません。常に厳しい表情をしていたので、とても生真面目で仏頂面な人だとイメージが固定されてしまっている。なのでああまで瞳の表情が変化すると、その意外性から「彼は本当は家族を大事にしたい人だった」と分かるんじゃないかな。27話総集編は、この「家族の肖像」を<旅を続けて少し疲れてきたホーエンハイムにもう一度思い起こさせる>描写だったと考えることができる。27話の少々長いトリシャの台詞は、36話の「あなた、笑って」と一緒なのだ。


そしてもひとつ面白かった箇所!

「この身体になってから、たくさんの死を見てきた。だがそれも、大きな流れの中の一つと思えば、悲しみは少しですんだ」(←古びたブランコ)
「美しいもの、不思議なものと出会うたび、この身体を受け入れていくのもいい。ずっとそう思っていたんだ」(←綺麗に咲いた花)

美しいものもいつかは古びて、やがて死んでしまう。
それを受け入れ難く思ったのは、トリシャとの出会いと子供たちの存在。

「トリシャ、君と出会って子供が出来るまではね」

トリシャと出会うまでのホーエンハイムは、思うに、刹那的なものの考え方しか出来なかったのではないか。
その一瞬一瞬が良ければ、もうそれでいい。
そうでなければ、おかしくなってしまいそうだったから。27話でもうひとりのホーエンハイムが出てきたのは、つまりそういうことだ。考えないようにすると、たとえ刹那でも美しさ、珍しさに魅かれて自分の肉体の異質さを忘れることができるから。咲いている花の美しさだけ見ていれば、それが滅ぶことを忘れていられる。滅ぶのだとすれば、仕方のないことだと諦めもつく。花はやがて枯れるもの。仕方のないこと。
自分がたった一人でも、それは仕方のないこと。

ところが、トリシャに出会い、生まれた子供がどんどん成長することで彼は思い知らされる。花は枯れるということを。花が枯れた結果、自分が再び孤独になってしまうことを・・・。
「急に恐ろしくなったよ。俺は本当に化物なんだってね」

トリシャが強引に家族写真を撮ったのは、ホーエンハイムの孤独を癒すため。孤独じゃないよ、家族がいるじゃないの。年をとっても、しわくちゃになっても、ずっと家族なのよ・・・

ここ、原作でも思ったんですが、トリシャがホーエンハイムにお説教をするという形ではなかったのがとても良かったのです。いつもあなたはそんなことを考えるんだから、もっと周りをよく見て考えなさいよ、誰もそんなこと考えてないでしょう・・・てなことよりも、家族写真を撮るという行為そのものがめちゃくちゃ効果的だったように思う。

「どんな姿になっても、皆で一緒に笑って家族写真を撮りたいの。だから、ずっと家族でいて」
「あなた、笑って」

どんな姿でも、年をとってもそのままの姿でも、いつでも家族写真を撮ることができればそれで幸せ。
ありのままを受け入れているトリシャ。

ホーエンハイムは、そんなトリシャを見て、自分に笑いかける子供たちを見て決意する。
「一緒に老いて死にたい」・・・前述のとおり「たくさんの死」「大きな流れのひとつ」という台詞にかぶされていたブランコのロープをホーエンハイムが付け替える描写は、そのまま眺めるだけで終わらずに、自分も大いなる流れの一つに入ってその中で出来る事をやりたいという意思の表れだ。錬金術でさっさとなおさずに自分の手を使う様は、錬金術という流れに逆らうものを使わずに(「この国の錬金術はおかしい」というスカー兄の台詞もあった通り、錬金術の異質さは既に描写済み)、流れの中に入り込みたい・・・ひいては「老いて死にたい」ということなのだ。

もっとも家族と一緒に老いていきたいがために旅に出たはずが、トリシャが亡くなってしまったのは想定外だったんだろうな(泣)亡くなってしまったたのを知ったことで、27話のようにもう一度迷いが生じたんだろう・・・たぶん、トリシャが亡くなったことを知ったのと一緒に自分の子供(エド)に会ったことで、彼は迷いから抜け出せたんだ。エドは、そしてアルも、一緒に家族写真を撮りたいと願ったトリシャが遺してくれた子供だから。



以下おそらく私だけが楽しんだであろうネタ。

家族写真を撮った写真屋さんの声はスロウス役の立木文彦さんでした。
新旧スロウスの共演だわ!!!
トリシャ役の鷹森さんは、前作鋼ではトリシャとトリシャそっくりのスロウスを演じていらしたので。
たぶん私だけ嬉しかった(笑)

Cパートでマスタングに情報を提供する女性の声は鷹森さんでした。
前作鋼48話で入院中のハボックのフリをしたロイを一目見てほほを染めた看護婦を演じたのも鷹森さん。
そりゃ36話を演じる声優の中で兼ね役をするとしたら鷹森さんくらいなんでしょうが、なんだか前作を思いだして面白くなってしまいました!


私にとっては、とてもとても思い入れのある「家族の肖像」。これを鷹森さん演じるトリシャで聞くことができて、とても幸せです。前作のトリシャも好きだけど今作のトリシャも大好き!
エンドロールのキャスト名がしっかり家族が固まっていたのもイイ感じです。
作画も綺麗だったし、良かったです・・・

あまりにも思い入れのあるせいか、これで感想終わった(@_@)
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