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Mon
2009.11.16
21:18
 
コメント欄に書くべきところですが、ちょっと考えてしまったので記事におこしてみました。

以下32話「大総統の息子」補足
原作ネタバレありです。 

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32話で兄弟と会話をする大総統の描写がありました。
自分の妻と息子(・・・)の前にもかかわらず、兄弟に特に厳しい表情を見せたのが気になった。

今もう一度見てみると、なんだか「私の家族に本当の事を話すなよ」という脅しにも見えてしまった。




兄弟視点で見れば真実を隠すことでより大総統家族の異質さを見てとれる。
だから大総統はあえてこう言うのだ。

「君たちの家族と少し違うが」

大総統はわざとそれを見せつけている。
兄弟の思う理想の家族の形は、血のつながりがあること、そしてお互いがお互いを信頼すること。生身のアルや家族も同然の幼馴染ウィンリィが描写されたのは、兄弟の思う「家族」の形だったため。でもどこかそれは理想の「形」なんだよね。本来そうあるべきかもしれない。でもそうでないものが偽物だと斬って捨てられるようなものでしかないのか、を考えると疑問が残る。そして大人である大総統は子供である彼らに違う家族の形があると容赦なく突き付ける。

この場合、セリムはともかくとして、完全に自分を信頼しきっている夫人は夫が厳しい表情をしているのを特におかしくは思わないかもしれませんね。
ただこうは言うんじゃないかなあ。「子供相手にすごまなくても」なんて。(ここまで見せて欲しかったよ)


ところが大総統視点で見れば自分の素性を隠すことであえて幸せな家族を作り上げているような・・・

本当はホムンクルスであり疑似的な家族を内心では確かな「家族」として大事にしているんじゃないかとも見て取れる。エドにすごんで見せたのは、「私の家族に本当の事を話すなよ」という気持ちがあったから。盲目の錬金術師と似たようなもので、「真実を黙っていることで当人が幸せに感じていればそれはそれでいい」のかもしれない。真実を黙っていることが幸せなのか、全部話してしまった方が幸せなのか、そういうのは当の本人同士の関係性で変わってくるだろう。完璧な答えがあるというシロモノではないのだ。

あるいは彼自身はホムンクルスという立場を徹底していて、自分が幸せかどうかはハナから念頭にはなく「夫人が勝手に思いこんでいればそれはそれでいい」のかもしれない。むしろ「どうでもいい」のかもしれない。
厳しい表情を見せたことに夫人が何かを感ずいてしまった場合、何らかの理由をつけて彼女の存在を消してしまえばいいわけだ。そこまで冷静な計算は当然してあるだろう。それこそプライドが手にかけてしまうハズだ。

でもそれ以上に、もしかしたらホムンクルスである大総統キング・ブラッドレイさえも「家族」に対して何らかの感情があるのかもしれない。お父様を中心とした疑似的な家族を形成するメンバーでありながら、自分もまた疑似的な家族を形成している。

そんな彼が、「家族」を否定するだろうか?

成り立ちは誰かからの司令によるあくまでも受動的なものにすぎないかもしれない。ましてや息子は例のアレだ。でも夫人の存在が疑似的な家族を「確かな家族」に思わせてくれる。出会った当時の馴れ初めを嬉しそうに語る夫人が夫を慕う様は、既に立派な夫婦・・・家族だ。これは偽物でもなんでもない、本物だ。夫人と接する大総統に嘘偽りしかなくて、しかも態度に出ていたならば、夫人の信頼はああまでは得られない。

「君たちの家族とは少し違うが」
この言葉はホムンクルス・ブラッド・レイの本心から出たもの、かもしれない。

それはきっとセリムもまた同じなんじゃないのかな。


と、ここまで考えると・・・だった32話が面白い話のように思えてきました。
あれ?昨日の感想と違うよ。
なんにせよイメージとは違いましたがこれはこれで面白いかもしれませんね。
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