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Fri
2009.11.13
00:29
 
このカテゴリで書くのは久しぶり――――

さてさて、12月22日(火)にはコミックス24巻と同時にTVアニメ公式ガイドブック2巻、FAポストカードブックも同時発売だそうで。

で、昨日発売になったFAのEDテーマのことをすっかり忘れてた、でも別にいっかなーというときの感想です。

以下ネタバレ(追記あり)
 

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第101話 5人目の人柱

バトル回だと、私の貧困な語彙ではカッコいいという言葉しか出てこないので感想を見送っていた昨今。コマが粗いなあとは思ってたけど(毎回表紙イラスト描きおろしだなんて、読者サービスを優先しすぎて作家を疲弊させるだけなんじゃないの?)。バトル中心だとほとんど話が進まずに話の核となる部分が必然的に絞られてくる。アニメではこのあたりがどう描かれるのか心配、いや期待してます。回想でもなんでもない1クール目とのバランスが激しく悪いがそこはツッこんではいけない部分なんだろう。

表紙がFA放送(26話・・・ちょっとずれてるか)に合わせたかのような扉の前にたたずむアル、ついでに「鋼の錬金術師」の表題のフォントが前作を思わせる本来のそれではなくFAを思わせるフォントと下に書かれた「FULLMETAL ALCHEMIST」なので、アニメFAを思わせる。ただ全体的に俯瞰して見るとイラストの背景の雰囲気とロゴの色と相まって「化物語」っぽくもあったりして。ここにひたぎが描かれていても驚かないよ―――

まあ今までも表紙で描かれていたからといって本編に出番があると決まっているわけではなかったけど、扉の前のアルについて描かれていたりして?と期待してたらアルの出番すらなかった(笑)
でもこういう象徴的なイラストは大好きです。

「奴が笑って逝ったのなら 我らが泣く訳にはいかん」
いや、泣いて逝ったとしてもオリヴィエは泣かなかったんじゃないのかなあ。

・首を斬られたリザ
メイ・チャンが医療系の錬丹術を使うのも
23巻内容で 予め マスタングがエンヴィー相手にキレてエドをはじめとした周りの連中に諭されたのも
全てはこの展開のためなのかな。

メイ・チャンはお助けガールとしての役目のほうが印象深くて、彼女が主役をはる回というのは結局ないのでしょうか。ユースウェルも、マルコーの傷口を癒したのも、メイ・チャンの錬丹術があったからこそ・・・とはいえ、リンがグリードになってしまったことを思えば同じシン出身とは言え別勢力であるにも関わらず今までの印象が薄い。ならば錬金術に対して錬丹術が鍵なのであれば、最後の最後、最終局面で彼女の本当の役割があったりして?
バトル漫画にしてもゲームにしても、医療系というのはたいがい補佐的な役割のような気もするけど。


それにしても、リザが斬られてマスタングが金歯に揺さぶりをかけられている時点で、てっきりリザの背中の錬金術の秘伝を使うのかしらと思ったら使わなかったんだね。あの秘伝はイシュヴァールでマスタングに焼かれた時点で決着はついていたということか。秘伝は秘伝の意味をもはや成さない。となると、リザはマスタングから道を外れそうになったら背中を撃てと言われていてそれを順守するくらいだからそもそも使わせるつもりもないだろう。
マスタングがこんな場面であっても決して人体錬成をしない、という布石はイシュヴァール戦の15巻時点で出てたということなんでしょうかね。

リザの「死なない覚悟」、マスタングの「死なせない覚悟」がとても出ていたような気もする。

それはともかくとして、いくら錬丹術を使ったといっても出血を止めたにすぎない。なら傷口は残るだろう。いつも首元を隠し続けていたリザですが、この場合も隠すんでしょうか。私的にいっそそのまま隠さずにいるのもリザらしいとも思ったんだけど。

「感謝しているかって?」
ザーボンさんがいた(違)

「あんまりギュッてやったら」
そうか、ギュッ てやったのか
萌えた(笑)
同時におまけ4コマネタになりそうな話だなとも思った。

「君達は?」と尋ねて「味方だ」と答える。そして本来上官であるはずのマスタングが彼らに礼を言う。もはや軍人同士の会話ですらない。でもそこがいい。ここでももう、軍は意味を成さない。

軍の上下関係にしても錬金術の秘伝にしても、キャラが今まで当然にあったものを意識せずに否定していく。そして、それから先に彼らは進んでいく。焔の錬金術を使わずに合成獣の軍人たち・・・いや味方の助けを得てリザを窮地から救うんだよね。リザの失血を止めたのは金歯の錬金術ではなくメイ・チャンの錬丹術。しかもこの場合の錬丹術は都合の良い全回復アイテムではなく、止血したにすぎないのがポイントだろうか。

軍のしがらみを抜きにしてでも、錬金術そのものがなくても、彼らは生きていけるじゃないか。


「5人目」
初読ではこの5人目っててっきり金歯のことだと思ったんだけど。
普通に(? なにしろメインキャラだから)マスタングのことなのかな。



イシュヴァール戦で家族を失い、それがきっかけで国家錬金術師を殺しまわり復讐鬼と呼ばれた男と、イシュヴァールで多くの人を殺した結果イシュヴァールの英雄とまで(皮肉を込めて)呼ばれた男が、ずっと行動をともにしている。マスタングの傍にいるのは常に背中を守ってきたリザだけではなく、背中を脅かしてきた者も含まれる。そしてマスタングに「今の私には止めてくれる者や正しい道を示してくれる者がいます」と言い切らせる。それがこの漫画の特徴。
かつてのマスタングやスカーがやろうとした(または実行した)復讐が駄目なのは当たり前。でも別の可能性を示す(止める・正しい道を示す)ことで人は変わることが出来る。しかも独りでは成し得るものでは決してない。

そういうのが、長期連載でコミックスに換算すれば24巻を超えてでも積み重ねられて描かれるのが凄いと思います。20巻を数巻超えて、ここまで来たんだなあとしみじみ。



いよいよ日蝕もはじまり、ズズズズズズズズと影を伸ばす何かがいる。
その頃扉の前では扉絵のようなことになっていたりするんでしょうか。

なんにしても次回も楽しみです。









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テーマ * 鋼の錬金術師 ジャンル * アニメ・コミック
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Comment
 

No title

人柱として盲目の錬金術師のジュドーがいるんじゃないかと思いましたがよく考えたら目を持っていかれたので真理の事は見てなかったんじゃないかと推測しました
何より番外編のキャラを本筋に絡ますのはどうかと思いますしね(笑)
それにしても荒川先生の構成力は凄いですね
8年位にもなる長期連載なのに所期の頃から伏線を隠しておいてパズルのように組み合わせていく・・・・
今の漫画界にはこういう人は数える位しかいません
週間の少年漫画なんていきあたりばったりでストーリーなんてあったもんじゃありません(それでも封神演義のような例外はありますが)
荒川先生は獣神とほぼ毎回の表紙を担当していてかなりの激務です
なのに一回も連載を落とさないのは律儀にもほどがあります
心配なのはハガレンが終了した後ガンガンはどうなってしまうかということです・・・
ハガレンがヒットして以来それにおんぶだっこの状態で他の連載を育てることをしてこなかった訳がいまの状況です
それとも直ぐに荒川先生の最新作を始めるのでしょうか?
かなりの長文失礼しました

NAME:カッツォ | 2009.11.19(木) 06:03 | URL | [Edit]

 

Re: No title

コメントありがとうございます。

>ジュドー
番外編だから本筋にどうの・・・というのであれば、番外編の「軍の犬?」でブラックハヤテ号が出てきたのに本編中で何の説明もないのはおかしいのでは。番外編と言えどもしっかりと本編物語のスパイスとして生かされているのが「盲目の錬金術師」だと思っています。ただし本編本筋中にしっかりと絡むのならば、原作コミックスに「軍の犬?」のように収録し直す必要があるんでしょうね。それをしないのであれば、本筋に絡んでくることはないかと。

>いきあたりばったり
荒川さんの構成力は素晴らしいと思います。長期連載されているのに面白さは変わらないし、コミックス売上も常に100万部を超えている。
ただいきあたりばったり・・・とは言えないかもしれませんが「ダ・ヴィンチ」インタビューによれば10巻「もう誰一人失わない方法で」というのは思わず出てしまった言葉だったとのこと。それによって苦しくなるのも分かっていたと。後はハボックの生死も当初とは違っていた。最初からしっかりかっちり決められていたこととは違ったことが、また物語を面白くさせる・・・鋼はそういう柔軟性もあるから面白いです。

あと、たとえ「いきあたりばったり」でも面白い漫画は面白い・・・と思ってます。それが荒川弘が提供してくれる漫画の面白さとは、また違った面白さがあるはずです。「漫画」の作り方は通り一遍ではないですからね。

>一回も連載を落さない

高橋留美子さんの影響がものすごくあるんでしょうね。ごくごく普通に休載している作家の漫画なんて、「またかよ!」とイライラしちゃう部分ってありますよね(笑)
仕事をする社会人として見てみれば、一回も休まないってものすごく尊敬できます。

>ハガレンが終了した後ガンガンはどうなってしまうか

ぶっちゃけどうでもいいですが(苦笑)私はあっさり買わなくなるでしょうね。

他の作品を育てていた部分は読者からは見えないだけどしていたと思うんですよ。ただ、読者が求めるものとは違っていただけで。もしくは鋼と同等のものが出てこなかった。
「ソウル・イーター」なんてアニメ化前からプッシュされていませんでしたっけ。

原作ファンは原作が表紙なり特集なりされていたら、それそのものがいい、他漫画も読んでいるという大前提はこの際置いといて以下はアニメライト層について書いてます。

アニメ化中の鋼12カ月連続付録付、ついでにずっと表紙・・・というのは、FAと一緒で鋼ファンしか見ていないんです。
アニメ化されている漫画を目当てに買ったとしても、他の漫画が表紙であればそれに興味を持つ人も出てくるはず。ところが鋼以外は文字でしか表記されていないので、絵の鋼しか興味がいかない。厳しいですが、自分で自分の首を絞めているような気がしないでもなくて。アニメから入ったライトな鋼ファンに対して、アニメ鋼の原作を読ませるようなしかけしか出来ていないわけです。実際、それをきっかけにしてガンガン本誌を読ませようとしていても(原作準拠アニメは原作の販促の一部です)、他に目立ったものはない。

ページをめくって他に興味が行くということもありますが、鋼が終わった後にまで雑誌を購入する動機になりうるかというと・・・??

ちょっと前の「ひぐらし」にしても「とある魔術の禁書目録」にしてもガンガン独自ではなくゲームなり小説なりが本来の媒体。

昨年は「ソウル・イーター」一辺倒でしたが、人気の上回る「鋼」がありましたからね。

ならガンガンは?となるとライト層の私にはどれが本来のガンガンらしい連載漫画なのかがよく分からないというのが正直なところです。だって連載終了したらもう買いませんから。他、読んでませんしね・・・(「とある魔術の~」は読んでますけど)

荒川弘におんぶにだっこかもしれませんが、小学館あたりが荒川さんを狙ってそうですけどね。他社連載も抱えていますし、ガンガンにこだわるということは、なさそうです。

NAME:ともえあや | 2009.11.19(木) 19:13 | URL | [Edit]

 

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