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Thu
2009.08.27
22:03
 
鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 1 [DVD]鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST 1 [DVD]
(2009/08/26)
朴叙ミ美釘宮理恵

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アニメイト通販で注文したBD1巻がまだ届かない(´・ω・`)

その代わりに昨日アマゾンからDVD1巻が届きました。地元の書店や電器店で購入すればフライングゲットできたわけなので、一日蛇の生殺し状態でしたよ・・・。
一緒に「銀魂シーズン其ノ参」13巻も届いてます。

以下内容をちらっと。
(ネタバレ含みます) 

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@BOX

意外とでかくて場所をとる。これ、確かDVD4巻収納BOXのハズなんだが、5枚くらい入りそうなイキオイ。ちょっと開けづらいかなあ。見た目がなんか宝箱みたいな雰囲気とでも申しましょうか>開けにくいという意味で。兄さんのイメージカラー赤(ルージュ)です。っていうか兄さんはどっちかというと「レッド」であって、にもかかわらず「ルージュ」だなんてなんだかオサレだな、と(笑)

@ジャケット

やっぱり赤い紙製ジャケットが、更にキャラデザ菅野さん描き下ろしイラストのケースに入っているという念の入れよう。ジャケット自体赤ですごくシンプル。金色の英字で何やら書いてありますが、ちょっと読む気力がないので後ほど・・・
形自体はシャンバラ限定版BOXと一緒です。

@ブックレット

「FULLMETAL ALCHEMIST 1 ALCHEMIST'S LOG」と題して(こちらは黒字)キャラ設定や説明、各話解説(キャラによる解説もあり)、原画、レイアウト、監督インタビュー。

その監督インタビュー。

>小学校の頃は山口に住んでたんですけど

山口ですと?山口県民なのでなんか一気に親近感がわいた(笑)

ここでも監督が答えているのはアニメーター出身特有のものが多くなっています。
そろそろ違う角度から(それこそストーリーの演出面とか)読みたい。

@「盲目の錬金術師」

良かったです。ラストの余韻からエンディングのインストゥルメンタルに至る流れがすごく良い。
本編は16分ちょいくらいの短編です。せめて30分程度はあるかと思ってた。

基本的に原作通りの展開をしていますが、冒頭のジュドウの目が若干見ているようになっていたり、エドが錬成されたロザリーを見るまでの過程、全てを見終わった後のエドの感情が原作と違っていたのが面白かった。これは、入江版「盲目」だ。

ジュドウの目がおぼろげながらも目の前にいる人物を「とらえている」ということは。

ジュドウは人体錬成が実は失敗していたということに、気付いているのかもしれない。
表情は見えなくても、言葉を発するときに身体の動きのタイミングがちょっとずれていたりとか、そういうちょっとしたこと(目が見えるものがスルーしてしまうようなことでも)敏感に反応してしまうのではないだろうか。そして<誰も彼を責めない、嘲らない>という幸せという名の優しい嘘から、彼は離れることができなくなっているのかもしれない。

エドがロザリー本体を見つけるくだりは、原作では屋敷の奥方に直接連れて行ってもらっているものが、<エドが自身で見つける>というひと手間が追加されています。正直回りくどかった。奥方の言い方自体が「2階の奥の部屋だけは入らないように」と念を押していて、<あからさまに入ってくれ>と言わんばかりのものだったので<入らないわけがない>のです。
でもここでひと手間が入ることによって、「エドの自主性」が入りこむことになる。自分の手で盲目の錬金術師の秘密にたどり着くこと。それは彼自身が今後<そうしなければいけない>ことだから。

ラストのエドのセリフ。「だけど、みんな救われねえ」
原作のエドの表情を見る限りでは、彼らのことを突き放しているように見えた。真実は皆知っているはずなのに「真実を言わない」嘘をつくことで皆「しあわせ」になっている。そんな虚像のどこに幸せがあるのか、その矛盾に憤っているというよりは、「ひとつの事象」として冷静にとらえている。門がしめられるとき、踵を返す最中だったのだから。

それが、アニメでは真っ直ぐにロザリーが執事に連れられて屋敷に帰っていく様を見続けて、上記セリフの言い方がものすごく心の底から感じたものになっている。
ということは、彼にとっては心に大きく響く出来ごとだった。
誰も救われない。そんなことは母親の錬成が失敗して弟が鎧になってしまった時点で分かっていたことだから。錬成されたロザリーは、もしかしたらありえたかもしれない母親の姿、そして本名がエミということ黙って(周囲からも黙認されて)いるロザリーは鎧である弟、盲目とはいえ若干見えている・・・真実を知っているのか知らないのかギリギリの・・・ジュドウはそのままエド。この「盲目の錬金術師」は、もしかしたらあったかもしれない「エルリック兄弟」の姿が描かれていると思ってます。ただし、主人公たるエドが「救われねえ」と吐き捨てることで、この可能性は捨て去られてしまう。自分が幸せだと感じればその人にとっては幸せ、でもそれは、エドにとっては幸せの形ではなかった。エドは人体錬成が失敗したという現実をまっすぐに見つめ、その先に進もうとしているのだ。・・・ジュドウとは違って。
だからこそ、ジュドウの目が若干見えるような表現だったのは意味があったと思います。

そういえば、この場合錬成されたロザリーの肉体に入っているのは誰の魂なんだろう。屋敷の主人が死んだと聞いたときは一瞬主人の魂が中に入ってるんじゃ!と思ったけど原作読んだら(そしてアニメでも)しっかり錬成当時は生きていたので違いますね。
アニメではラストシーンでジュドウと奥方がラブラブな様子に見えた(笑)もんだから、実際のところ最初は別の魂が入りこんではいたけれど、後に死んだ主人の魂が新たに入りこんでいるんじゃといういらん想像をしてしまいましたよ。屋敷の閉鎖空間的度合いから考えても不思議じゃないし。そしてこれを會川脚本だったらそうなるに違いない(笑)。FA20話を見た後だとこの展開はいろいろと想像しがいがありました。


それにしても、ほんのちょっとしか出番の無かった主人の声が屋良有作さん!なんて豪華なんだ!
私にとっては「キテレツ大百科」のパパ。

@ハガレン4コマ劇場

これを見る前に、決して、決して!絶対に!!原作者の描いた4コマ漫画を読んではいけない
原作1巻のネタは手遅れデシタ。

デジタルコミックみたいに文字通り限りなく漫画そのままで、正直何の面白みもなかった。
もっと分かりやすい派手な演出(音響効果とかテンポとか)でもあれば違ったんでしょうが、そこはさすがFAスタッフ、いつもの大人しすぎるものでした。もっと自己主張してもいいと思うんだけどなあ。
それにどうせスクエニのことだから、高価なDVD&BD購入特典であっても原作者の描いたのは後にコミックスの特典か何かで安いお手頃価格で再掲載してしまうんでしょうね(それも割と早い時期に)。
原作漫画そのままなので、もう見ることはないかな。ブックレット開く方が早い。


@その他おまけ

おまけ盛りだくさん!(本当にたくさん・・・)
アイキャッチカードがあるのなら、エンドカードも欲しかった。
そういえば各巻のブックレット収納ホルダーなるものは今後おまけにつく予定あったっけ?あれば纏めて綴じておきたいのだけど。


というわけで以上1巻の感想でした。
BDはいつ届くんだアニメイト通販!




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テーマ * 鋼の錬金術師 ジャンル * アニメ・コミック
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