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Fri
2009.07.17
22:37
 
喰霊 (1) (カドカワコミックスAエース)喰霊 (1) (カドカワコミックスAエース)
(2006/05/24)
瀬川 はじめ

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本作は原作付アニメです。オリジナル展開というよりは、原作1巻1話に続く「過去」の物語となっています。設定として主人公のひとりの髪型が少々違っていたり~ということはありますが、それは気にならないレベル。
原作は「ノンストップ放課後退魔アクション」というキャッチの元、アニメに比べればかなり軽い感じなのですが、逆にいえばアニメの内容が深みを与えたというべきか。

作者あとがきなどによれば、アニメの内容は原作において「大人の事情」で入れることが出来なかったものであるとのこと。

第1話で衝撃的な登場の仕方をした少女、諌山黄泉は、原作では「最初から悪霊」として登場しています。つまり、原作を知っていれば予めオチが分かっているということになります。

そして原作で提示されているのが、黄泉ともう一人の主人公である神楽が姉妹のような間柄であったということ・・・原作では既に対立している黄泉と神楽において、過去に「姉妹のような間柄であった」というのがどう結び付けられるのか、そういった過程を楽しむことができます。アニメはアニメとして成り立ち、原作においてもアニメがかなり重要な位置を示す、単なるアニメ化だけに収まらない相互関係がたまらなく良いのです。

そういえば原作とアニメとで完全に違う部分があるとすれば深夜アニメらしいお色気。原作では普通に下着姿とか(妄想として、だけど)が出てきますが、アニメでは全くなかった。制服のミニスカなのにも関わらず徹底的に隠されていたのが私的に好感を持ちました。ちらっと見えると萎えてしまうので。おかげで見せたいポイント・・・物語・・・がはっきりしたのが良いのです。 

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第2話「憎発露-にくしみのはつろ-」

前回が防衛省の物語だとすれば、今回からは環境省がメインになります。
内容的には前回のストーリーの流れをほぼ踏襲していて、おかげで対立している防衛省と環境省の違いが浮き彫りとなる形になっています。1話の防衛省が大がかりな装置を用いて、尚且つ大人数を従えて悪霊退治をしていたとするならば、環境省超自然対策室のメンツは少人数で渋滞の中をノロノロと現場に向かっている・・・立場としてどちらが「上」なのかがとても分かりやすい。ちなみに格好も防衛省は自衛隊っぽく、環境省はしっかりとスーツ(黒い喪服?)を着こんでいます。環境省の人員は、もともと悪霊が見えるというのも違いのひとつ。

そしていよいよ本作のもう一人の主人公も動きだす。ポッキーをくわえて、剣を携える短髪の少女・・・土宮神楽。この描写のひとつひとつが後の展開の布石(時系列的には前)になっているのがとても面白い。

ちなみにこの話は、第10話でもう一度描かれることになる。今回描かれていなかった、別の場所では何が起こっていたのか~だとか、若干の表現の違いだとかもありました。1話を見ただけではただのホラーアクションアニメなのに、そうではなくなってしまうからでしょうか。やっぱり後の展開を見た後にもう一度2話を見ると非常に興味深いことになっています。例えばここで活躍している桜庭一騎にしても、この後すぐにあんな結果になっちゃうのかーとか。ここだけ見れば活躍している「ように」見えてしまいます。作りのひとつひとつがとても丁寧。

「あいつは大丈夫だよ」「あいつは戻ってくる。絶対に」
誰のことを言っているのか。1話では環境省はごたごたしているうえに「再起不能になった退魔師がいる」と言われている、ということを踏まえれば。

「行方不明になっている、我々のメンバー」諌山黄泉が圧倒的な力を持って目の前に現れる。
彼女をカテゴリーA(悪霊と化した人間)として退治しなければならないというのが、ここでの話です。
続きは10話にて描かれることになります。地下共同坑のトンネルが二手に分かれていて、片方の話が2話で、もう片方は10話。

そして黄泉と神楽の戦い。アニメにおいては「もともと姉妹のような間柄だった」というのが全然提示されていないので、どうして2人が対立しているのかがわざと伏せられている形。神楽の必死な様子から黄泉とは本当は戦いたくないというのが分かるしかけになっています。

青い蝶を従えて、顔に他人の鮮血が散っている黄泉。
「強くなったわね、神楽。本当に強く」このセリフは最終回のあの時のセリフ!ここでしっかり言っていたのか!でも意味が反対。
「神楽、大っきらい!!」セリフを<読んでいるような>感じといい、全部最終回を踏まえると面白いなあ!

「人の世に死の穢れを撒くものを退治するのがお勤め」である退魔師の神楽は、黄泉を斬ることが出来ない。人だから。大好きな人だから。

「わたしを、姉と、呼ぶなっ!!」
そう叫んで神楽を斬ろうとする黄泉。

どうしてこうなったのか。全ては次の話から。
本作は、とにかく黄泉と神楽の心理描写が丁寧に描かれています。逆にいえば、テーマをそこに絞った形。そこがいい。
今回を見た限りでは「どうしてこうなったのか」で疑問だらけとなってしまう。でも次回以降を見れば少しずつ分かってくるはず。描写のひとつひとつが後の展開に影響を及ぼしているのが分かってくるので、最終話を見た後にもう一度見るとまた面白くて。確かにグロい描写が多いのはアレですが、それでも実に面白いのが「喰霊-零-」です。

EDテーマは黄泉を演じている水原薫さんが歌うイメージソング「夢の足音が聞こえる」。ここでは黒バックだというのも凝っている。なぜなら、まだ黄泉が本来どういう人間なのかが描かれていないのだから。まだまだ悪霊と化した冷たいキャラ、それを通すならばED画像で本来の映像(神楽が近づいてきて黄泉が嬉しそうにふりむく)を描写すべきではないという判断なのでしょうか。こうやってEDや、2話なのにまだないOP描写に至るまで全部が本当に丁寧!そこがいい!

とりあえず、最終話までは続ける予定。
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Category * アニメ
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