感想置場。たまにひとりごと。
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Mon
2009.05.25
02:09
 
パソコンのテレビでアナログ放送を録画(観賞用)し、ブルーレイレコーダーで地デジを録画(保存用)し、更に停電の時のために確実に家にいる妹に頼んでアナログをビデオテープにも録画(万が一の保険)をしてもらってます。録画率、なんて言われていますが、リアルタイムも何もそもそも確実に仕事で家にいないので録画に頼るしかないんですが。

今まで長時間モードでしか録画してこなかったのでブロックノイズが普通にある環境で見ていたのですが、地デジ標準モードで録画したらすごい綺麗でした。これだとよっぽどの作品のファン以外だと何か特典がなければパッケージをわざわざ買う必要なくなっちゃうよな、とふと思ってしまった。

とはいえ買います、ブルーレイ。
今週は釘宮さんアルバージョンの1巻CMがありました。本放送では兄貴と違って落ち着いた男の子を演じていて、こちらではたぶん10歳の人体錬成直前の頃の声かな?すごい可愛かった。こういう演じ分けだとか、いたるところで絶賛されているのが頷けるな、と。
ラジオFA宣言聞いていても思うんだけど、朴さんが妙に借りてきた猫みたいに少々大人しくなってるのに対して、釘宮さんはどっしりと構えているように聞こえます。なんでだろ。・・・そのラジオFA宣言はお年頃の子の恋愛ネタばっか(苦笑)。人の幸せ自慢よりも鋼ネタが聞きたい・・・あと海外からのメールが毎回採用されているのは意図的なんでしょうか。ていうか、千住明のBGMが壮大すぎだ。

ということで本編感想。原作ネタバレありです。
深い考察はしていません。

 

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私的に思い入れのあるエピソードなのが、第五研究所あたりです。水島版ではこのあたりから「見たら消す」、というのをやめて食い入るように見始めました。きっかけはブラーチヤが使用されたシーン。どっぷり鋼が好きになったと意識したのは、見忘れた第3話を改めてDVDで見てからです。

普通に面白かった。
むしろ原作のセリフだとか描写が省かれたのなんだの考えると面白くなくなってしまう。
それに原作の話をちょうど使うのではなく、第五研究所の戦闘に絞ったのが良かった。もともと戦闘回なので、セリフがたくさんあってぎゅうぎゅう詰め、というわけではなかったからかもしれない。

入江絵コンテらしく、遠距離から見るキャラ配置だったり、顔のどアップ多用だったり、ふきだしだったり。

あと、オープニングの戦闘シーンもそうなんだけど、エドの動きがすっごい軽やか。軽やかすぎて紙がふわっと飛ぶみたいだったところも何箇所か(笑)そんなにエドはいろいろちっさいのか。なので、全体的な戦闘の迫力とスピード感は今一つ。ただこれは後半部分でエドが戦闘にこなれてきたときに出てくるといいな。スライサーとの戦闘シーンが遠景で、基本的に動かずに対応するスライサーと横をちょこまか動くエドの対比が面白かったです。ほんと、猿に見えたw ただ、もちょっと近くで、表情とか見たかったなあ。「錬成する暇は与えない!」のところはエドが手パンしてるかどうかが遠すぎて見えづらい。でも途中でエドが回転して動くところとか部分部分が良かった。だから入江監督は戦闘シーンの絵コンテ担当ということで、ぜひ。

肝心なセリフが別キャラにかぶるのも相変わらずですが、これはもう慣れました。きっとこんなもんなんだ。

ひとつの音楽がずっと流れ続ける間に場面転換がいろいろと起こる。曲自体は悪くないにも関わらず作品自体が盛り上がりに欠けてのっぺりした印象があるのは、音楽のこういう使い方にあると思うんですよね。今まで鋼FAの曲の中で一番印象に残っているのは、本放送前の予告トレーラーかな。今回の話も音楽は聞こえてこなかった(というよりは何かかかっていたような気がする、のが正しいか)。・・・そろそろ「これだ!!!」と思わせる良い曲と良い場面の相乗効果を期待したいところです・・・アニメ見るときの醍醐味の一つに音楽があるんだけどなあ。サントラを聞いて、この曲はあの場面でかかった曲だ!とか楽しいんだけど。

BOXのブルーレイシャンバラのビジュアルコメンタリーの三間さんによれば、音楽は全面に出すぎてもいけない・・・大島ミチルさん作曲の前作の音楽は、ニーナの回で本気で泣いてしまった朴さんと同じようなもので物語の全面に出すぎているので、それを抑えるのに水島監督も三間さんも苦労したとのこと。・・・とはいえ今回は出なさすぎのような気が・・・もしかしたら、こういうのは監督の意図だけでなくて作曲家の作品への接し方の違いによるんでしょうか。仮にサントラが発売されたときに、千住さんの鋼感を聞いてみたい。サントラの発売はまだなんでしょうか。DVDの初回限定にサントラがつく~というのは有名作曲家だからないかな。

今回の「間」は入江監督絵コンテにしては良かったです。完全に私の好みの問題ですが(という前置きにして)、兄弟が抜け出した部屋で青くなっているロス少尉から「やられた!」まで、バリーが自分の正体明かした後アルの「ごめん、聞いたことない」からバリー石化までの間、アルが鎧の頭部を持ち上げてバリーがギャーって言うまでの間は一瞬でもよかったかな・・・いや、これでもいいんだけど、もうちょっとなんだ・・・ギャグのテンポって早いほうが面白い。で、シリアスのテンポはゆっくりのほうが面白い。ように感じる。

「俺は昔からあいつとケンカして、勝ったことないんだ」
の場面転換はすごく良かった。

エドの「やべえ、やべえ!死ぬ」のくだり。
5話でエドの感じるスカーという死の恐怖はまるっと省かれてむしろエドの強さが描かれていたような気がしたのは気のせいですか。
原作においては、エドはスカーの破壊の右手と自分の力を重ねて(と私は読み取った)自嘲するように「嫌な奴思い出しちまった」に続く。嫌な奴の技?を自分が使わなければ、自分が生き残れなかったからだ。生きるための判断が、あろうことか自分に死の恐怖を覚えさせてしまったスカーと同じものだったという皮肉。
それが、アニメではスライサーの剣とスカーの右手を重ね合わせている。「嫌な奴のこと思い出させやがって。あいつと同じことしちまったじゃねえか」
・・・うーん、私の解釈間違ってたのね・・・つまり、スカーみたいに自分に敵意むき出して襲いかかってきて、ちょうど思い出したからスカーと同じ技を使ったと・・・。力的レベル100のエドは、これ以上強くなることもないから冷静な判断ができる、と。原作は確かに力のレベルは100でも精神のレベルは発展途上、だから「少年の成長物語」になりうると思ってました。が、違ってたみたい。ほんっと、エドって強いんですね。(スライサー弟の生へのあがきは入れてほしかった、が主人公と関係ないから省いてよしなのかな)

まったく、私の読み違えのひどさといったら穴があったら入りたいレベルだということにアニメ見て気付きますorz いやまあ、もともとアサッテに読み込んでしまうとは思ってたが、これほどまでとは・・・

原作の「人工的に造られた魂」からアニメでは「鎧人形」に変更されたのは何か意味があるんだろうか。魂とは内側で、鎧とは外側の問題。バリーが血印を消して死ねば「本物」動いていれば「鎧人形」と言う。そのあとに続くエドの「俺の弟は人間だ。あんたらも人間だ。だから、殺しは嫌だ」というセリフ。
エドにとって、アルは「人間」だ。だから血印という仲立ちを消せば死んでしまう。人間だから殺しはできないというエドに納得(でも死体見ても冷静だったけど)。
対して鎧人形は血印を消しても動くから人形にすぎない。そもそも血印を消す消さないによってどうなるか調べようがないので結果的にアルはもんもんと誰にも言えずに悩むのだけど。

魂そのものを造ることができるのか。否。

鎧を仲立ちにした者たちにしても、合成獣たちにしても、ホムンクルスにしても、魂は彼ら独自のものだ。そして賢者の石は生きた人間の魂の集合体であって新しい魂ではない。死んだ人間が決して生き返ることはないのは、そこに魂がないから。合成獣にしても鎧たちにしても魂さえあれば(成功するかどうかは別にして)器に入れてしまうことができる鋼世界において、「魂」の存在は絶対的。むしろ器が不安定なのだ。

だから予告ナレーションは語る。「エドワード・エルリックは言葉をためらい、アルフォンス・エルリックは言葉によって惑わされる。そしてただ一つ確かなもの、少女の記憶が真実を告げる

個人的に記憶ほどアテにならないものはないと思ってますが(過度に過去は美化され、劣化する)、ここでウィンリィの記憶は絶対的なもの「真実」に配置されています(ヒロインらしいポジションっすね)。魂が造られるようなものではないからこそ、確実に得られる真実は、器という「見かけ」では得られずに魂という内なるものにこそ存在する。記憶が刷り込まれたのは脳であっても、器そのものが不安定な鋼世界において確実性があるのは魂のほうだ。

「人間の定義が広い」のはそういう意味ではないだろうか。

重要なのは魂。もちろんすべてそろって本来の「人間」だけど。「鎧人形」に変更されることで、それでわかるのは魂の不在。魂そのものが造られた、造られていないではなく、魂が存在するか否かに変更されたということなんでしょうか。


そういや次回のサブタイトル「創られた想い」って、やっぱり「鋼のこころ」が前作で使用されたから使えないとか?「創」ってキズとも読むんだよね。エドが途中で言うのをやめたことを、バリーによって勘違いを増幅されて受けたキズが、来週でどうなるのか、と。
(で、結局エドの言いかけたことはウィンリィの言ってることであってたんでしょうか)

今回の見どころはロイとヒューズの掛け合い部分の、ヒューズでしょうか。ロイは・・・前回まで無能さばかり強調されていたのがやっぱり残念だ。それに三木さんは旧作のファンや声帯なんて気にせずに、それこそ好き勝手やってくれるほうがかえって「これぞロイだ!」と思えるような感じがします。藤原さんはそれこそのびのびと演じていたのが伝わってきた。そのせいかCパートがかなり面白かった!一番の見どころはここなんじゃないかというぐらい面白かったです。ここは間とかも完璧だった・・・声優の演技が良かったのかな。ていうか、ヒューズのエリシアちゃん命がこのまま最期までなかったらどうしようと思ったのであって良かったです。って、原作ではあまりなかったか。

前回がアームストロング少佐のシーンに力が入ってたと思ったら今回はヒューズ。なんだあのグレイシアさんの写真のポーズは(笑) さすがヒューズの妻、って感じでした。

ポーズと言えば、ゴキン!という音のあと壊れた機械鎧と手ぱんの左手で観音様にしか見えなかった私をどうにかしてほしい。

まあ、普通に面白かったです。正しい原作付アニメの在り方というか。ロイとヒューズの会話が挿入されていましたが、違和感なかった。こういう作りを前作からしておけばやれ原作ファンだ、水島信者だという対立もさほどなかったかもしれません。この第五研究所後半エピソードがまるまるオリジナルだったし。

あとハルヒの新エピソードを見て思うんですが・・・後半になって新しくアニメ化されるエピソードになれば盛り上がってくれるのかな~盛り上がってくれるといいな~
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