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Tue
2006.06.06
20:20
 
スロウスがとにかく美しかった。
トリシャおかあさんとセットで好きです。

もし鋼が昼ドラなり2時間ドラマだったら、ダンテとトリシャさんの間にはそりゃもうドロドロの展開があったに違いない、と思ってますw  

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鋼の錬金術師 第47話『ホムンクルス封印』

エド好きで、トリシャおかあさん好きで、エルリック一家(ホーエンハイム含む)好きの私にしてみたら、ものすっごく切ないお話。そして後半で一番気に入っている話(悲しいけど)。

私論入ってます。注意。

冒頭で、アルしか知らない、アルの傷をトリシャがなめる場面。これ、「術者の想いが焼きついた」場面というよりは、むしろスロウス自身がトリシャそのものだと示唆してる。
スロウスは、アルではなくエドしか殺そうとしなかった。自分に想いを抱いて人体錬成までやった術者を殺せば自分は初めて一人の別の人間になれる、ってことは、スロウスにとって術者とはエドのこと。アルはエドによって無理やりやらされただけ(だから利用するにとどまっている)。
そんなアルの記憶をなんでスロウスが知っている?トリシャとしての記憶だから、知っていたんじゃないのか。

スロウスは完全なトリシャではなく、トリシャの一部分だったからこそ、中途半端な記憶しかなかったのかもしれない。
人体錬成をして門の内側に入り込んだエドが見た、母親らしき人影。その人影はエドに手を差し伸べている。この影は実はトリシャそのもので(劇場版で門の内側に死んだイズミが立っていたし)、手を差し伸べられたことで本当ならエドはラースのように門の内側に引き込まれてしまう。けどエドが優秀な錬金術師であったことが幸いして門からもとの世界に戻ることができた。けど、母の手を完全につかむことはできなかったとしても(掴んでいたら術者が死んでいた、もしくは術者が現実世界に直行。ちなみにこの場合人体錬成は成功)、一部分だけ持って帰ることができていたとしたら?
肉体と精神のみと言われるホムンクルス。精神は何と等価交換するのか?かつてアルがエドに聞いた台詞。実はその精神は兄弟が人体錬成で作り上げた人工物(エドがトリシャの影に手を差し伸べたことを示す)でトリシャ自身の精神ではなかった。だから術者の想いをホムンクルスは憎みながらも分かっていた。
魂は一部分・精神と肉体は人工物だったら、いくら肉体自体の錬成は完璧でも必ず失敗する。間違ってたのは俺たちだ・・・。人体錬成を成功させようと思ったら、全て蘇らせる人物のものを使わなければならない。
右腕と左脚をホムンクルスのできそこないとアルの魂とで等価交換、という設定はラース登場によって覆されてるんだから、可能性としてはありえる。
もちろん倫理的にも間違っていた。死んだ人間は生き返らない。人体錬成を成功させる・・・もともと生きている人間でそのものでなければならなかった。
これらの要素が絡み合い、必ず失敗する。

ところがスロウスは、いくら人工物とはいえ「人間になれ(自分のおかあさんになれ)」とエドに願われて生まれてきたにも関わらず、生まれたてでエドの絶叫(拒絶)を聞いてしまった。あれで自分は人間じゃないと確信してしまった。人間じゃない = エドの母親じゃない。だったら自分は何者だ?

あなたたちがいなくなってくれなきゃ、私はこの記憶に苦しめられる。母親でもないのに・・・母親だと・・・あなたたちを愛してしまいそうになる。私を作った・・・憎いはずのあなたたちを!

赤い石がなければ、そもそもあの人の形すらしていなかったものは、スロウスとしては成り立たなかった。あのままだったら、母親として(それ以前に人間として)生きる事はできなかった。にもかかわらずスロウスは存在し続けることができた。それはダンテがいたから。経験していないのだから自分にないはずの記憶に苦しむスロウスに、ダンテが言った台詞。

人間になれば分かる。
その手伝いをしてあげる。賢者の石を見つけるのよ。


ダンテに記憶の弱みを付け込まれてしまった。魂全ては戻らなかったけれど、一部とはいえやっぱりおかあさんだから兄弟を<愛してしまいそうになる>んだよ。そこを漬け込まれたんだよ。タッカーが賢者の石(アル)で錬成したニーナには魂が戻らなかった。だから思考はおろか動くことすらできない。でもスロウスが行動できるのはなんでかっていったら・・・やっぱり魂がほんのちょっと戻ってたから。だから、次の回のあの台詞に繋がっていく・・・と。

錬成直後にダンテのもとへ行くスロウス(もどき)。

あの人の子どもだもの。こうなることは分かっていたわ。

絶対にトリシャに病気が治るって言って薬を渡していたのはこの高名な薬剤師である(第32話『深い森のダンテ』参照)ダンテだって!
(以下妄想。公式にこんな設定は・・・たぶんない)
ホーエンハイムの知人だといってトリシャに近づいた(もちろん、兄弟の知らないところで)。ホーエンハイムにひたすら会いたがっていたトリシャは、彼を知っている人間と話をするだけでも嬉しかった。子どもにはいえない悩みかなんかもこのばb・・・ダンテに打ち明けていたりして。そんなある日、トリシャが流行病にかかってしまう。子どもには心配をかけさせたくないからと、何も言わなかったトリシャを見て、これならやれる!と考えた薬剤師のダンテは、ここぞとばかりに薬を与える。その薬は・・・きっとただの粉。水銀だったりしたらやだな。
ダンテの目的は・・・?ホーエンハイムの子どもを産んだ彼女に対する復讐。復讐とは、彼女を殺し(もちろん自分の手は汚さない)、ホーエンハイムの息子である兄弟に人体錬成をさせる。あのホーエンハイムの息子であれば、錬金術師としてかなりの力量があるはず。もちろん人体錬成なんて成功するわけがない。ホムンクルス誕生。そのトリシャになりそこなったホムンクルスを、スロウスとして兄弟を襲わせる。家族崩壊を招く。ついでに賢者の石もつくってくれるかもしれない。あの純粋だったトリシャを、スロウスとして罪を犯させる。復讐と賢者の石調達。一石二鳥だな。
・・・私はどうも2時間ドラマの見すぎらしい・・・

そういえば、アルの様子がおかしいんだよね、この回。スロウスが自分の目の前でタッカーを殺そうとしたのに何も言わない。「こんなことしちゃいけない!」とか言いながら、遺骸を窓から投げ捨てている。
賢者の石になったから?賢者の石は、やっぱり使われてこそなんぼのもの。石そのものに意思があるかどうかは分からないけれど、アルに意思はある。てことは、自分が本能みたいな形で使われることを望んでいたのかもしれない・・・で、賢者の石の使用法をタッカーなんぞに聞きに言ってしまった。
その経緯があって、アルは、アル自身の意思が賢者の石に侵食されている状態なのかもしれない。だから、普段のアルなら咎めているようなことに対しての思考能力が低くなっている、と。

スロウス封印の場面で流れたBGMは、ブラーチヤ。兄弟のお互いに対する罪悪感を歌った歌。ひたすらアルに罪を犯させたくなく、自らひっかぶってきたエド。ついに自分の罪の形であるスロウスを封印する。きっと、この封印の場面をアルに見せたくなかっただろう。こんなことになったのも、かつて人体錬成をした自分のせい、再び母を封印しなければならなくなったのも自分のせい、そういった罪悪感がよーく分かる悲しい場面。
でも、グリードと違ってスロウスが断末魔の叫びをあげることはなかった。そうしないように、エドなりのせめてもの愛情だったのかもしれない。
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