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Mon
2016.11.07
00:48
 
相変わらず蒼穹のファフナーばかりの毎日です。
1期は一度見始めるとつい最終回まで通してみてしまいます。
EXOは20話前後を見ることが多いかも知れない。


EXOが終わった今にして思えば、無印は「英雄が普通の人だった頃の物語」であり、言ってみれば神話として語り継がれる物語の原点なのかなと。
自分の心のままに生き抜いた総士の物語としては満足ですが、総士と同じ道を選んだと笑顔で語った一騎が永遠の存在となったことがモヤモヤっと心にひっかかったままです。加えて円盤特典CDの冲方さんの言う「英雄は倒される」(うろ覚え)的な言葉があり、一騎の行く末に希望が見えなくて困っています。真矢やカノンという女の子を前にして異性として何の反応もない(後輩組にはお尻見て赤くなるといった描写がしっかりあることの対比)のは博愛を通り越してもはや違和感です。

対して暉の生き生きとした描写といったら!真矢のことが好きだったり、つい八つ当たりをしてしまったり、見栄をはったり、弱音を吐いたり、食べることに泣きながら感謝したり・・・。暉はもうひとりの真壁一騎で、一騎が成し得なかったこと、逆に回避できたことを尽く受け持ったキャラだと思ってる。なんとなく察してくれる双子の里奈はもうひとりの真矢であり、でも一騎と真矢と決定的に違うのは双子は結構な確率で喧嘩しちゃう点で。広登は理想を語る総士であり、理想家であるが故に現実に倒されてしまった悲劇の人だが、暉はその悲劇から理想を受け継ぎ伝えることを選ぶ。それは一騎のようなファフナーパイロットではないので、ファフナーに頼る以外の道を選ばざるを得ない・・・いや、ほかの道を選べたわけだ。
・・・わたしは一騎にこんな生き方をして欲しかったのかもしれない。

でもそれができない。何故なら一騎は一騎で、暉は暉だから。だからこそそれぞれの人生を思ってモヤモヤしてしまう。

ファフナーって、そういう似たような構図を見せながら彼らが「別の存在である」と徹底して見せつけてるんだよ。暉の生き様をまざまざと見せ付けられることによって、引いては一騎の特異性が浮き出て、暉と一騎が別々の違う人間だと認識できる。
誰かを生かすことによって、ほかの誰かが生きてくる。暉が描かれることで、一騎の存在が浮かび上がる。逆もまたしかり。上手くできた構造だなあとつくづく感じる。

相変わらず一騎のことではモヤモヤしてるけれどw

永遠の存在になったということは、常に何かを選び続け、他と対話し続け、そこに存在し続けなくちゃならない。ここに「変化」が入り込む余地があるのかが興味ある。変化とは代謝にもつながり、代謝することで新たな道ができるかもしれないわけで、それは「永遠」であることと対立するように感じられてしまう。それは果たして良いことなのか。

でもそれは一騎個人だけを見て考えた穿った見方なのであって、一騎の周りにいる真矢だったり総士だったり後輩組だったり全員を見渡すと、永遠があるからこそ刹那が際立ち、刹那の儚さは永遠があるからこそ尊ばれるのであり、そういう互の相関関係ひっくるめて全てが「生かされた」物語なのだなとつくづく感じる。ほらやっぱり上手くできた構図なんだよ。

大事なのはファフナーなのかパイロットなのか、両方だと即答する総士の言葉を思い出す。どちらかに比重が傾くとバランスを崩してしまう。助けるといったらニヒトも真矢もどっちも助ける。

1期を経て刹那の儚さを知る彼らだからこそ、同時に尊ばれるべきものであると知っている。変化の渦中にあっても変わらないものがあると信じたい。変わったとしてもより良い方向へと進んでいると信じたい。
限界だって知っている。でも限界を知っているからこそ自分にできることをやり遂げたい。諦めたくない。
これが彼らだ。

「永遠に」「代謝し続ける」一騎と総士は二人で『蒼穹のファフナー』という作品を体現する象徴と化したんだなと。
作品の象徴は作品がある限り存在し続ける。
同時に作品の象徴もまた足掻き続けるわけだ。なんて厳しい、だけど誰をも見放さない優しさをも感じられる素敵な物語です。

上手い、上手い物語だって本当に感じるけれど、やっぱりモヤモヤするww

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