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Mon
2015.07.27
23:49
 
「普通」あるいはそれを享受する「日常」というものは渦中にあると全く気付かず、あとになってあの頃は良かったと気付く。
アニメの喧騒が、たとえ危うい状況かだったとはいえ、実はとてつもなく楽しかった頃だった。

それを取り戻すために、護るために。
なんだか今このタイミングで劇場版主題歌現状ディストラクションを聞くと泣ける…


以下ネタバレ感想。

 

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真選組のメンツによる律儀な別離(と書いて「わかれ」と読ませる格好つけっぷり)の態度を見るに付け、われらが主人公銀さんがあまりにも突然ふらっと誰にも悟られることなく出て行ってしまう人なんだと思い知らされる。本人はそれがベストだと思っていたはずだが、周囲はそうじゃない。かつては攘夷戦争終結時、それからかぶき町四天王篇、男女逆転篇、そして劇場版「万事屋よ永遠なれ」・・・まるで野良猫のようにふらっといなくなってしまう。
対して真選組はそうじゃない。武州を出たときも、ミツバとの別れも、鴨太郎とも、彼らはいつだって律儀に別れに面と向かっている。このあたりが現真選組と初期土方だった銀さんとの差なのかなとちょっと思った。

珍しく真面目な会話は、この事態が非日常を示している。日常だったらやれストーカーだ犬のエサだなんだ軽口をたたいてしまうだろうに、それをしない。
印象的なのは顔を突き合わせれば眉間に皺を寄せて罵詈雑言を浴びせあっていた銀さんと土方で、互の好物を交換してマズイとだけ言い、不自然なほどの笑顔で場を和ませる。ここに定食屋のおばちゃんがいたというのが大きいだろう。江戸という不安定な町で暮らし、ご主人を亡くしたこの人を悲しませるわけにはいかない。いつものごとく振舞わなくちゃならない。
このあたりをストレートに出したのが近藤さんとお妙さんの会話だろう。「もっと胸を張って笑顔でいってください」というのはお妙さんのような主要キャラばかりじゃなくて、定食屋のおばちゃんのようなそこに住み真選組の連中と関わった人達もたぶん気持ちは同じなんじゃないのかな。彼らは江戸にいる護りたい人々だ。

もちろん近藤さんを励ますお妙さんの力強さにもぐっときた。涙をこらえてでも笑顔を絶やさないお妙さんは、本当に芯が強い。近藤さんが惚れるのもわかる。
糞真面目に言う「いってきます」に、誰もつっこまない。綺麗な近藤さんに誰も何も言わない。
普通に交わされる言葉ではあっても、銀魂の中では非日常の光景。

ここにあるのは「覚悟」だ。必ず戻ってくる。江戸を護ってみせるという覚悟。いつものとおり決闘をはじめた神楽と沖田のように、いつものとおりの日常を取り戻すためにという覚悟。
この別離が、なんだか銀魂であって銀魂でないような、真選組と万事屋が馬鹿騒ぎして騒動を起こすという日常があまりにも描かれ続けてきたので、とても不思議な読後感でした。うん、なんかヘンだった。

ラストシーンが俺たちの戦いはこれからだ的に見えてしまって困った。これでどうなるのかなあ。
万事屋が江戸にい続けられるのは、死神篇で書類上死んだことになったからというのは穿すぎか。まあそれだとバレたら現池田家の頭首たる夜右衛門の立場が先々代夜右衛門のように危うくなっちゃうわけだが・・・
絶対的な権力者たる、馬鹿というよりは浅はかな喜々とどう立ち向かうんだろうか。
なんかもう全然先の展開が読めないわ。

あとは松陽と近藤の姿がかぶったように見えるコマがあったのが印象的でした。
つまり虚という松陽の顔だけそっくりさんにはもう惑わされないという銀さんの強さのように感じられた。虚に動揺せず、近藤さんと銀さんが信じる本物の松陽の姿を重ねて「忘れものを取り戻させてもらった」だなんて、すごく強い。あるいは銀さんの覚悟というものがここにあるのかもしれない。
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テーマ * 銀魂 ジャンル * アニメ・コミック
Category * 銀魂@WJ
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