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Mon
2015.05.11
22:50
 
アニメとの落差が激しすぎる、そんなジャンプ銀魂のネタバレ感想です。

 

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自分の子につけるはずだった信女という名前を自分の妻子を殺した張本人につけた異三郎の心境というのは、切ないというよりは彼の狂気っぷりに少しぞっとした。であるからこそ可愛がるというわけではないんだよね。全ては自分自身へ向けた復讐だったと。

異三郎の過去のストーリーテラーは朧と信女。そして異三郎自身。
今回の話を読んでつくづく感じたのは、高杉の心情が分かりやすく解説されていたなということでした。
58巻の銀さんと高杉の死闘は・・・肝心な主人公側の心情は説明セリフではなくしっかりとした描写と短くてちょっぴりわかりにくい短いセリフでしかなく、ここにきてとたんに理解できたというか。
なんにせよ高杉には彼を止めてくれる馴染みの連中がいたわけで、それを思えば誰も止めてくれる他人のいなかった異三郎の孤独が浮き出ている。
自分自身が正しいとはこれっぽっちも考えていない。悪役だと自覚している彼は、世界を俯瞰しつつ自分の望む通りに動かそうとしていた。高杉との繋がりは何かしら通じるものがあったから・・・理由はこれだ。全てをぶっ壊したその先に何があるのか・・・(高杉がやれ中二病だと揶揄されるのはわかりにくいからw)異三郎の先にあるのは死だ。そりゃ「その先」なんて考える必要ないか。

侍として護った真選組が、傍から見たら脳天気に侍としていられる様を見ているのは、異三郎にとってはとてもとても複雑な気分だったんだろう。自身が見廻組という真選組に対する合わせ鏡として悪役を演じること、それとは別の感情が。
これを踏まえて今バラガキ篇を読み直すと、このあたりの心情が示されているような気がしてならない。

異三郎に必要だったのは、彼を止めてくれる誰かだったんじゃないか。
高杉に対する銀さんや桂、真選組トップ3人の関係性(ミツバ篇が分かりやすい)、異三郎においては特に後者のような存在が。
「弱さに抗い、自分を変えようと苦しむ事もできる自由な生き物」には、自分以外の誰かが必要不可欠だからだ。信女はそれではなく、もうひとりの異三郎だったからこその今回の話の切なさだと思うのです。
ラストシーンの神楽ちゃんは<自分以外の誰か>の最たるもので、それを担うのが万事屋だっていうのが「銀魂」を象徴してるんじゃないかな。
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