感想置場。たまにひとりごと。
http://kagirinakumugen.blog107.fc2.com/
--
--.--.--
--:--
 
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 
編集[管理者用] このページのトップへ

 

Mon
2014.06.23
23:24
 
お久しぶりな一話完結人情話。
こういうのが読みたかった。

以下ネタバレ感想。


 

more

人の死と機械の死。
特に人の死については直接表現せずに、その人のそばにあった機械(タバコの自販機)で表現する。

タバコ屋の女主人とお登勢の交流ではなく、彼女たちに関係深いタバコの自販機とカラクリ家政婦たまがメインに描かれている。少し切ないですね。

先立つことがわかっていることを冷静に受け止めている、そして変わらず憎まれ口を叩く人間たち同様に、自分たちの行為を「お務め」と表現している時点でどいつもこいつも素直じゃない。
本当の感情はこうなんだよ、泣きたいんだよ、本当は一緒にいたいんだよ、笑い合いたいんだよ、それができない人間とそもそもできないカラクリの切なさがそこにある。

たまを通してでしか感情を表現できないタバコの自販機は、大量のタバコを吐き出したりポロポロと涙のようにタバコを流す。自販機にとってタバコは自身の体を流れる液体と同義であり、たまにとってのオイルにあたる。この話の中で一番素直なのがタバコの自販機というのがなんとも印象的です。タバコの涙を流す自販機の感情表現の方法がタバコの銘柄だというのはうまいこと思いついたなあと思った。

身近な者の死を受け止めざるを得ない周りを癒すのは、どんな強力な言葉でもなくて、「ただのダチ公として」いること。それだけのことが、なんと心強いことだろう。自販機の傍らにいた女主人の死を考えると妙な喪失感があるのは、自販機の感情が妙に豊かに描かれているからなんだろう。そして人の死は身近に存在する、ということ。
機械だからといって区別しない、何げに器が大きいんだよね。それは不条理と紙一重だけれど、間接的な表現が直接的な表現よりも心に響くことってあるよなと思わせてくれました。
スポンサーサイト
Category * 銀魂@WJ
Trackback(0) Comment(0) 編集[管理者用] このページのトップへ

 

 
Comment

 

 Secret?

 

 

 

 
Copyright © 2017 Blauer×Himmel, all rights reserved.
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。