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Mon
2014.04.14
00:56
 
DVD付き 進撃の巨人 (13)限定版 (講談社キャラクターズA)DVD付き 進撃の巨人 (13)限定版 (講談社キャラクターズA)
(2014/04/09)
諫山 創

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12巻の時はDVD付き限定版が1日遅れの発売だったので今回アマゾンさんで注文したところ、発売日当日にしっかり書店に並んでおり、アマゾンさんからは発売日から一日遅れで到着してようやく鑑賞するという少々間の悪い事態に陥っていました。発売日は仕事が休みだったから余計に悔しかった。

前回の特典DVDは「イルゼの手帳」のアニメ化。進撃らしい話で、イルゼの死の間際の描写がとても印象深かったです。
それを踏まえ、104期の話だということ以外全く事前情報を得ず、ただ単純に<進撃の新しいアニメだから>という理由で買うと・・・

以下ネタバレ感想。

 

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出オチ。
オープニング映像で全力で遊ぶ公式はすごいなw
ミカサにガン無視されるところが一番笑った。
内地の勤務に憧れるというのはそっちの意味かw



布団かぶって女の子の絵をひたすら鉛筆で描き殴る。
つまりそれはそういう事。
だから母親登場に焦り怒り狂う。
そういった些細な、身近な、どうでもいいような、恥ずかしくて全部捨ててしまいたくなるような、だけど思い返せばかけがえのない、貴重な、大切な時間。
最後まで見たら、そういうことをしみじみと考えさせてくれるお話でした。

トーマス・ワグナーはトロスト区防衛戦で犠牲になった訓練兵の名前であり、ジャンの母親と彼の家族は知り合いだった。
ジャンの今回の大騒ぎに裏で、トーマスはひっそりと家族と会っていた。それが最期になるとも知らずに。
そしてトーマスは全く描写されてすらいないわけです。

南側領土の最高責任者たるピクシスを巻き込んでのジャン(とサシャ)の起こした大騒ぎの裏で、ひっそりと家に帰っていたというトーマスは、ジャンと対比することで世界の残酷さを改めて思い知らされる。
ジャンボ、オムオム、母ちゃん・・・ジャンの回想シーンの母親の思い出は、トーマスにだってあるはずだ。だけどそれはない。
華やかなキャラの裏側で、名前のあるどこかの誰かが色々な思いを抱えて行動している。そんなことを思わせてくれました。

同時に、マルコの死によって自身の身の振り方を決める場面において決定的な成長をせざるを得なくなり、悩みもがきながらも調査兵団を選んだジャンの姿を思い出してしまった。マルコの死のような非情なものではなく母親の訪問から愛情確認に置き換えられて、話自体が微笑ましいものになってるけれど。母親から受けた優しさを、病気の彼女を気遣ったオムライスという形で返す・・・それがケンカしていたサシャへ手を差し伸べることにつながる。結局のところ自分が経験したことでしか人は成長できない。ジャンの成長の結果は良くも悪くも彼の経験が生きているわけだ。態度はどうあれジャンがイイヤツなのは、ああいう家庭で育ったからなんだろう。母親への強い態度は性格が悪いからじゃなくて、ただの思春期だ。

あと面白かったのが料理対決。
あれだけ兵士たちが騒ぐってことは、よっぽど祭りといった純粋に楽しめる事柄に飢えているんだろう。

ピクシスの評価基準は「深夜11時に食べる夜食」という点にあり、味そのものは二の次だった~というのはラストのピクシスのセリフから読み取れる。
対してサシャはシンプルに肉!肉=美味しい。実に単純明快だ。
ジャンはいろいろと試行錯誤して途中道を踏み外しそうになりながらもたまたま(意図せずに)止めてくれる誰かがいてくれて、なんやかんやで母親の愛情を思い出し、かつて母親の病気という非常事態の場面で作ったことのあるオムライスで対抗。

モブのセリフにあったような家庭料理の勝利?もっと言えば母親の愛情の勝利?・・・違う。夜食としてちょうど良かったからだ。すっとぼけた酒呑みでもピクシスはだからこそ有能な人物だと思わせてくれた。彼は酔っていても感情では動かない。
まあジャンも母親との思い出の品だ~とか言わなかったわけで、そこもかっこよくて(照れくさくて言いたくないというのが大きいだろうが)良かったです。ジャンにとってはおそらくそれしか作れない、だけど一番大好きで母親の愛情を感じられるものがオムライスだった。おかげでジャンがもっと好きなキャラになりました。

ピクシスのよくわからない理屈を勝手に受け取って納得したサシャも面白かった。要は自分が納得しさえすれば理由の整合性なんてどうでもいい(笑)みんな好き勝手だなあw



巻末の嘘予告を本編に組み込んだらああなった、昔懐かしい味っ子の味皇のようなピクシス、気の抜けるアイキャッチ・・・全般的にギャグで、世間一般のイメージにしたら異色な話に仕上がっています。
だけど根底に流れるのはやっぱり非情な世界観だというのは「トーマス」の名前が出た時点で思い知らされた。ハリボテの巨人ではなく本物の巨人が襲ってきたらどうなるのか。実際に巨人が襲いかかってきて、ジャンは立体起動装置の破損で街をさまようことになり、戦後に親友マルコの死を確認するはめになる。そしてトーマスは真っ先に巨人に飲み込まれてしまう。そういった<これから先起こること>を前にして、ほんの少しだけだったとしてもこうやって兵士が笑っていられたことがなんだかとても切なかった。これだけジャンの内面を垣間見てしまうと、これからのジャンの行く末を想像すると胃が痛くなっちゃうよ・・・幼いジャンが母親に泣きつくところ、オムオムと楽しみにしているところは微笑ましくてなんだか泣けてきてしまう始末です。ほとんど描写のなかったトーマスに比べてしまうと、余計に。


そういう意味ではオープニングはギャグだったので純粋に一番笑えたw
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テーマ * 進撃の巨人 ジャンル * アニメ・コミック
Category * 進撃の巨人
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