銀魂連載10周年おめでとうございます!
10年前はジャンプをとうに卒業していたわけです。それがなんだか悔しい。
私が最初にジャンプの銀魂を読んだのはエロメス回でした。当時はBLEACH目当てでジャンプ買ったんだったようん。
表紙のモノクロ万事屋が渋い。この銀さんはちゃんと銀さんです。
扉絵は圧巻のキャラクターたちがたくさん登場。こう見るとエリーと定春でかいなw 何げにいる次郎長と平子親子、ハタ皇子が良かった。ここぞという時のために日輪さんは松葉杖で立ち上がってにっこり微笑んでいます。舞蔵爺嫌は無事に生きているとみていいのかな?キャラ配置は関連があるようになってますね。
とはいえこれでも全員じゃないんだなあ。金さんだとか火消しの辰巳だとか。
というわけで、コミックス52巻の特報は10周年のお知らせでした。
あえて「特報」とぼかさずに素直に新年2号で10周年のお祝い企画やるよー(2ページの振り返りコーナーあり)だからコミックス派はジャンプ本誌買ってネ~でよかったんじゃないかと編集部。10年超えるのは周知の事実だったわけなんだから。
52巻の空知さんのお言葉「何か派手なことをやって盛り上げようと画策中」というのがなんなのかがむしろ期待が大きいです!なんだろ楽しみ。ささやかな望みとして・・・アニメと違って地方ファンでも楽しめるものだったらいいなあ。
と、そんなところで以下ジャンプネタバレ感想。
↓
例えるならボコボコになったキ○ィちゃん顔をかぶったマッチョ。しかもモザイク付き。
そして「血塗られた」攘夷戦争とパチンコとこれまた落差の激しい「負の魂の塊」
というか、戦場はわかるとしてパチンコも「負」だという自覚は一応あるんだな(笑)
「あっちから新台の匂いがする!!」ってww
金魂篇が「主人公とは」ならばこの話は「リーダーとは」。
リーダー次第で周囲が変わるのならば、周囲次第でリーダーも変わるのでは。
そういう理屈でいうのなら新八と神楽だからこそあのダメ人間銀さんになっちゃうんだけどそれはどうなんだろう。
なんにせよ「周囲」は影響力の強いもの次第でいくらでも変わりうる微妙なものだという描写は今までも散々あったわけで、であるからこそリーダー(この場合物語の視点ともいうべき存在)はほかの誰でもない自分「らしさ」を頑固なまでに持ち合わせ、移ろいやすい周囲を引っ張っていかなくてはならなくなる。そのリーダーと周囲の関係を冷静に俯瞰する立場がたまというカラクリだ。結局のところ人間てのはそれほど利口ではないらしい。
リーダーとて周りが変わったらそれに合わせて変わらざるを得ない、てのは2年後篇で自分だけイボに感染されなかったくせに周りを諌めるどころか無理やり溶け込んだ銀さんだ。リーダーだって決して利口な人間じゃない。むしろ「リーダー」の定義からしたら失格の部類に入ってしまう。
それでもリーダーは本当の心と体を取り戻そうとし、周囲もまた冷静に俯瞰できる者の助力で本当の居場所を取り戻そうとする。それの善し悪しがどうとかではなく、自分の居心地のいい場所だからだ。
総じてダメ人間の集まりが銀魂世界で、そこでもがく連中物語。それが銀魂だ。
10周年らしい意味合いをつけるとするならば、この話はそんなところだろう。
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