感想置場。たまにひとりごと。
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Sat
2013.10.12
23:10
 
次週はイベントDVD発売記念センターカラーとのこと。
劇場版の仕事が一段落したというのがよーくわかりますな。空知さんお疲れ様でした。
10周年の節目の際に、以前のように完全スルーじゃないことをひたすら祈ってます。

それはともかく、今週号も驚愕の展開です。
巻末予告の「かぶき町自販機戦争勃発」という空気の読まなさっぷりが素敵!
以下ネタバレ感想。

 

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「法」という言葉で思い出したのが、一国傾城篇ラストの朧に向かって定々を評した言葉です。
「そのへんにしておけよ。確かに地獄じゃ足りねェ奴だが、てめェで作った法で裁かれるがそいつにゃ似合いだ」
(45巻)

「法が正義とするならば」と銀さんが前置きをしたように、この江戸という国は幕府が治める法治国家とはいえかなり歪んだ体制だというのは以前から描写されているとおり。法そのものが絶対的な正義ではなくて、だから真選組なんてのは上が腐ってようが市民を護るためにジレンマを抱えて警察の任にあたっているわけです。法のもと正しいとされる根拠でもって警察的権力をかざそうとしても、バックに天導衆があったために警察庁トップの片栗虎と真選組トップの近藤さんが呼び出される~なんてエピソードも前にありました。

だけど己のルール=法を守らなくちゃならない。犯しちゃいけない。
銀さんの使う「法」とは、いつだって己の法だった。それが彼の振る舞いや他人によって自分勝手だと捉えかねない代物だとしても、自分の信念を貫いてきた。
そんな銀さんが「ただ、いい奴だった」と評する先代夜右衛門という男の言葉は、銀さんにとって生きる指針の一つだったんじゃないかな。10年たっても夜右衛門の言葉を間違えずに覚えているくらいだもの。
時間がたって様々な事を経験するうちに、昔のことを忘れてしまうこともある。ちょっと前に黒子野のエピソードがありましたが、あれなんて黒子野のことをすっかり忘れていたんだよね。元々忘れられることが黒子野の望みだったとはいえ、経年によって忘却されたことの象徴だ。ただ、本当にくだらないことで忘れ去られているのであれば後に思い出すことはないだろうので、黒子野の件は<思い出した>ことに意味があるエピソードだと思ってる。
それを踏まえると、夜右衛門の言葉をそのまま言うことができたのは彼が日々反芻しているからじゃないのか。つまり、指針。

「鬼だよ。俺のような奴を娑婆に放るような奴だからな」
の場面の銀さんが妙に印象的でした。口元は笑みを浮かべていたとしても瞳を見せない、つまり本心を決して覗かせない銀さんの性分を示しているような・・・。見せない、他者からみて本心がわからない表情は、少し不安を覚えてしまう。そういう意味では彼は心に鬼を持っているのかもしれないのであり、結局は自身への皮肉だ。「俺のような奴」は決して良い意味では使っていないだろう。
でも「いい奴だった」の顔はとても穏やかなんだよね。「罪人(ひと)を人(ひと)として敬う処刑人の信念」を持つ彼を、その信念というよりは人として扱ってくれたことへの恩が、「いい奴」といったときの表情に象徴されているんじゃないか。
この二つの表情変化がとても良かったです。

そんな銀さんを横に、神楽と新八の会話が面白かった。
過去から銀さん自身を恐れているというよりは、今降りかかる災難を恐れているという実に現実的(笑)。
万事屋として経年によって得られた絆はこんなもんじゃ切れないというのは、劇場版でも描かれたとおりであり、それは首を斬られるハズだったのに先代によって逃がされた結果、この10年で得た絆だ。
なんだかそのゆるぎなさがとても心地よかったです。


エピソードとして、銀さんがここまで幕府と絡んでいたことに少しびっくり。本人の意思に反してたびたび幕府と関わってきたのはなんという皮肉なことか。(とはいえたいがい幕府側がひどい目に遭っていたり。主に将ちゃんがw)
幕府というよりは一橋一派であり、その一派に(名目上)ついているのが異三郎率いる見廻組で、件の辻斬りの下手人は見廻組に引き渡された。かつて首切りを免れた過去があったからこそ、異三郎が白夜叉を利用としているんだろうか。いろいろと気になることが出てきたなという印象です。

で、一橋善々なる人物の名前が一国傾城篇に続いて出てきました。
定々失脚後、いよいよ本格的に動きだしてきたというのが、現・夜右衛門のような外野がざわつきはじめたことで解るというもの。どんな人物なのか気になるなあ。

今の夜右衛門は、首切りの仕事に誇りを持っているという体でいながら実のところ自分の手の穢れを見せないという点でかなりずるい。出来た父親と妹の狭間で奮闘する兄という立ち居地は紅桜篇の鉄矢と鉄子を思い出すんだけど、鉄矢よりはよっぽど頭が良い印象です。デカイ声で周りを圧倒させ他人の話を聞かなかった鉄矢に対し、笑顔を張り付かせ本心を見せない夜右衛門は何を思って善々に取り入るのか。それこそ高杉に取り入って自らの力を見せ付けるための手段にした鉄矢と同じなのか、それともただただ池田家の名誉だけなのか。どうなんだろう。
とにかく次週が楽しみです。

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テーマ * 銀魂 ジャンル * アニメ・コミック
Category * 銀魂@WJ
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