感想置場。たまにひとりごと。
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Mon
2013.10.07
18:07
 
他作品のアニメ化の影にすっかり隠れた形になって今じゃすっかり(アニメが終わったという意味で)ご隠居のようにひっそり連載されている(ジャンフェスのイベントもなく掲載順も後ろ)けれど、本誌は結構怒涛の展開になっています。

以下ネタバレ感想。


 

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「戦が終わるとともに姿を消した」(1巻!)という銀さん。

攘夷戦争時代からお登勢に拾われるまでの空白の時期に、坂田銀時が一体何をしていたのか。
<空白>つまり銀さんが決して他者には語りたがらない(幼馴染の桂にさえも)時期を知っている存在がついに出てきたのかと思えば、それは先代夜右衛門のことであり彼は既に亡くなっているわけで。
なら今の夜右衛門がどれだけ事情を知っているのかというのは今後の展開次第であり、今確固たる事実としてあるのは先代が逃がした罪人リストの中に銀さんの名前があったということ。
結局は先代が逃がしてくれた事情を知っているであろう銀さん自身が何かを言わなくては朝右衛門と夜右衛門の騒動は終わらないんじゃないのかなとちょっと思った。

「人を人に還す事ができるのは人の首を斬る鬼ではない。人の魂を奪う死神でもない。人の罪を斬りその魂を救う 人だけだ」

朝右衛門が先代夜右衛門から聞いたこの台詞は、何をやるのも思うのも結局は人だけだという現実的な意味合いが含まれているように聞こえるんだよね。鬼も死神も現実味のない、同時に特別な存在でありもっといえば畏怖の対象だ。でも先代は自らの死でそれを否定している。人とはつまり特別でもなんでもないありきたりの存在。いや、その言葉に自虐が込められているように聞こえたのはうがちすぎだろうか。

対して先週号の現夜右衛門の台詞には「罪人の咎を払いその魂を無垢へと還す、この剣に誇りを持っています」とある。死の間際ある種悟ったような先代と違って、この若い夜右衛門は自身の一族を選ばれた特別な存在だという自信に満ちているかのようで。だからこそ先代の「負の遺産」を消すために先代が逃がした罪人たちの首をとる(辻斬り)と。先代が遺していったものを護るとはこの場合先代の「負の遺産」をなかったことにする(当初の目的どおり首を落とす)事なんじゃないかな。むしろ先代の行為を背負い込みたくないからにも見える。

ここまで見ると、銀さんが先代の言葉を代弁する説教フラグがたったような気がするが(笑)さてはてどうなるか。


「罪人と通じ秘かに逃亡の援助を企っていた」とはどういうことだろう。
リストの中に銀さん以外の馴染みのメンツはいるのか。
御取潰を免れないにも関わらず、何故逃亡の援助をしたのか。
銀さんが捕えられたのはどの時期なのか。
・・・気になることがたくさんありすぎて次週が既に楽しみです!もう待てないっ!




以下妄想。
実際の展開次第では盛大に違うかもしれないと前置き。

そういや先代夜右衛門のいう「鬼」が白夜叉と呼ばれた銀さんだと思えばものすごく納得してしまうんだが。攘夷戦争時代は戦場にて白夜叉(鬼)として恐れられていた銀さんが、結局は万事屋として浄も不浄も混じったかぶき町で人の中でしか生きることが出来ない・・・というのを匂わせている。どこまでも「人」だという先代の台詞の中に、銀さんを人の中で生きるよう仕向けてくれたようにも感じ取れるんだよね。そういう人が罪人として死を待つだけだった銀さんを逃がしてくれた、と。

お登勢さんの旦那さん辰五郎の墓にもたれかかっていた銀さん。
墓場という死の象徴のような場所にいた銀さんは、もともとはこうやって死ぬ予定だったと考えると墓場にいたのは彼なりの自分自身への自虐というか皮肉だったのかもしれない。死んだお登勢の旦那と勝手に約束 できた のは銀さん自身が状況的に死んでいたかもしれなかったからで、その死んだ旦那の代わりにお登勢を護ろうと決意したのは死から生への転換、つまり新たに生きなおそうという決意の証なのだろう。
状況的には源外の息子(鬼兵隊に入隊した結果捕えられてさらし首に)と変わらなくて、息子と違って死ななかったのは一重に状況の賜物というしかない。「死んだ魚のような目」はあながち間違いでもなかったのかも・・・?


劇場版の展開とあわせて考えると、坂田銀時という男にはどこまでも「死」がついて回るんだなと思うと、ものすごく切なくなってしまいました。




まあそうは言っても罪人として打ち首間際で幕府から逃げた経験がある割りに、やたらとテレビに出たり(ペットコンテストなり定春巨大化話なり星海坊主篇なり諸々。しかも本名でw)何度も罪ふっかけられて投獄されたりしているので、幕府の罪人に対する扱いは結構雑というかものすごくいいかげん(笑)。こうやって池田家が一族の掟に縛られて先代の負の遺産だの由緒だの窮屈にいきているのは、実際独りよがりでしかないのかもしれません。
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テーマ * 銀魂 ジャンル * アニメ・コミック
Category * 銀魂@WJ
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