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Thu
2013.03.21
23:16
 
「劇場版銀魂 完結篇~万事屋よ永遠に」の特報(15秒・30秒バージョン)が放送されました。
壊れたターミナルを背にして佇む銀さんと、同じく壊れた物体(船?)を背にした白夜叉が、互いに木刀と剣を交える。意味深で、ただひたすらに映画の内容が楽しみです。

ジャンプのあおり文句は「銀幕で交差する過去と未来」。過去と未来は同一方向に進むので本来決して交わることはない。過去と未来が交差するのであるとするならば、交差した一点は、もしや現在?まあいろいろ想像できて面白いですねっ!もちろん全てが大きな釣り針の可能性もありますが(笑)

今週はいよいよオビワン篇ラスト。
以下ネタバレ感想。

 

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叶うのであれば、一目でいいから会いたい、会って話をしたい、そんな願いを叶えた物語がオビワン篇だと思ってる。国レベルの物語だった一国傾城篇を、もっと万事屋の身近なレベルに落とし込んだお話。


「アニキだ弟分だうるさいよ!そんなもん、僕も銀さんも願い下げだっつってんだこのやろう!!」
銀さんと全く同じ台詞を吐く新八が、いかに銀さんとの間柄が力強かったのかを証明してる。それも、アニキだ弟分だとかじゃなくて、ともに歩む仲間として彼らはそこにいた。DVD60巻分の積み重ねで、ただ銀さんの後をついていくだけじゃなく、銀さんがおかしな行動をするときにはぶん殴って正そうともしてる(かぶき町四天王篇)。関係性がフラットになっているんだよね。
今回にしても珍しく弱音を吐く銀さんに静かに言葉をかける新八が、弟分というよりは銀さんと肩を並べて歩む仲間に見えた。もちろん先週のように時にはイラついてケンカもしてしまうけれど、それでもアニキがたいへんな状況の時には手を差し伸べずにはいられない。自分たちの為を思って行動してくれるのであれば、それに全力で答える。

前回銀さんが何で何も言わないんだって怒ってた新八だけど、実際銀さんは肝心なことは何にも言わずに一人で勝手に決めてしまう人だってのは今までの経験上わかっていたはず。今回だって勝手に「約束」してしまってる。わかっていたけれど、オビワンを思えば、憎まれ口を叩かずにはいられなかった。何も言わない銀さんが実は土下座までして自分達のために動いてくれていて、オビワンのために本気を出さずにいてくれて、それを知ったら、今度は銀さんのために動かざるを得ないじゃないか。余裕のない銀さんに手を差し伸べる新八がなんだか大人っぽかった。どうしても躊躇してしまう銀さんに代わって、オビワンに全力で立ち向かえるのは自分しかいないという覚悟があったからかもしれない。銀さんが新八に木刀を差し出したのは、新八への信頼。新八の銀さんへの信頼は、銀さんが本気だったならオビワンはもう立っちゃいないという台詞からも伺える。互いの信頼感は、DVD60巻分の積み重ねは伊達じゃないということか。


「たとえ僕らに道なんて示してくれなくても、銀さんが僕らと一緒になって道に迷ってくれるから。あんたが隣で、苦しみも悲しみもともにしてくれるなら、皆が隣にいてくれるなら、僕らは笑う。それがどんなに困難な道でも」

「本当に強い人間ってのは、泣きたい時程笑うのさ。痛みも悲しみも全部かかえて、それでも笑って奴らと一緒に歩いていくのさ」

銀さんがともにある仲間として傍にいてくれる、オビワンがどんなことも逃げずに受け止め笑え、それが強さだといってくれる。「天堂無心流跡取りにして、万事屋の志村新八です」どちらも受身ではなく自分で選んだ道。それは誰かが導いてくれた結果だとしても、結局どう生きるかは自分次第で、新八が選んだ道は銀さんとオビワンのイイとこどりなんだよね。一緒にいてくれる誰かの大切さと、笑うことの大切さ・・・それを実践する。オビワンとの勝負に勝ったのは、新八の成長の証。人はいろーんな他人と関わって、影響を受けて成長していくということだろう。「強うなったの」というオビワンの台詞は、そういった寂しさがあったんじゃないかなあ。

オビワン篇は乗り越えるべき壁の象徴であり、乗り越えた者の強さと、乗り越えられた者の寂しさがそこにはある。銀さんはそれを越えてともにある仲間になってるのが面白い。

九ちゃんと近藤さんは、兄貴分という銀さんと同じ立場なんだけど、同時に、銀さんのアニキとしての想いを汲んでくれたり、お妙さんの笑顔の意味を受け止めてくれたりと、影響を受けあう者が万事屋や恒道館門下生を飛び越えて存在する、その象徴だ。彼らだって柳生一門だったり真選組だったりで影響を与え合っている。アニキ、弟分にとどまらない「奴等」だ。

新八とオビワンの真剣勝負で、オビワンが正気を取り戻したところは涙腺がゆるんで困った。
銀さんじゃダメだったんだなあ。


ここでもまた神楽が可愛いっ!銀さんに駆け寄っていくところとかものすごく可愛かった。
この子はたぶんとにかく<置いていかれる事>を嫌がるんだろう。記憶喪失話にしても四天王篇にしても、銀さんが出て行った、出て行こうとしたときは必死で止めようとしてました。彼女の家庭環境を思えば、置いていかれる寂しさを思い出すのかもしれない。オビワンとすごしたのはほんのちょっぴりだけど、彼女なりに新八やお妙を気遣った台詞だろう。

オビワンが銀さんに「塾頭」としてみんなを頼んだとき、銀さんが何も言わないで受け止めるのが不器用な男らしいっすね。
そして後に自らを「塾頭」ではなくあくまでも「塾頭代理」だと言ってるんだよね。オビワンへの敬意が感じられてとても好きな部分です。

オビワンが毘夷夢星人にビームを放ったときの咆哮する顔は、いつも笑っているオビワンの本音のようでとても切なかった。もう大事な人たちに会えない寂しさを、ここで心の底から爆発させているかのようで。ここで思いっきり叫んで、次に笑い泣きしているのがもう・・・涙涙。最後の最後で笑顔を忘れない、オビワンの本当の強さはこれなんだろうなあ。




ラストのマカデミアンナッツのくだり。
オビワンはどこまでもお妙と新八のことを考えていて、自分に何かあった場合に保険金をかけていた。これってまるで父親のようじゃないか。
その保険金は、道場復興には遣わない。全部マカデミアンナッツに化けましたよ~と他人に言ってはいても実際には遣わずに、オビワンの墓にすら遣わなかった。墓も道場復興も、誰の力も借りず全部自分達でやり通してみせるという頑固さがそこにある。完全照れ隠しか。
ホームレスにオビワンの言葉を投げかけると、言葉の意味がわかりやすいなあw マカデミアンナッツは、あくまでもホームレスを釣る餌にすぎない。道場復興には結びつかないけれど、オビワンの言葉を教え込むことは出来る。そうやってオビワンの意思はいろんなところに残り広がっていく。要は目的はそれだ。

オビワン篇の最初は笑顔のなかった銀さんが笑顔に転じている様も一緒で、オビワンの想いは、生きた証は、そうやって主人公にも影響を及ぼす。人はひとりでは生きられない。だから笑って奴等と一緒に歩いていく。主人公たる銀さんは「奴等」の代表者なんだろう。笑顔の皆が可愛かったです。

特殊エンディングは「エクスペクト」。どうでもいいけどCMで「高校中退」をでっかく表現するのに何の意味があるのかさっぱり。こんな酷い宣伝文句初めてみた。バカだなあとしか思わなかった。

次週はいよいよ最終回。定春話はとあるヅラの一言のためにあって欲しかったので良かったです。万事屋話でもあるしっ楽しみですっ!

劇場告知の万事屋3人のアフレコは同時収録だったそうで。
完結篇に対する想いをぶつけまくってました(笑)聞いてないよソレェの銀さんの台詞は聞き取れたw


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