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Thu
2013.01.24
23:29
 
今回はもう見ちゃうよ。見入っちゃうよ。

脅威の原作(ほぼ)4話消化でテンポがめちゃくちゃ早いかと思いきや、それがあまり気にならず画面に釘付けでした。もっともじっくり時間かけてやって欲しいという欲はあるけれど。

今回のテーマは「約束と、その結末」。
約束をして、それが果たされたのかどうか・・・
というわけで、以下ネタバレ感想。

 

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「きっと一緒に生きて戻ると」
「きっとジジイと一緒に、鈴蘭のもとに帰る」
4人が誓った約束の言葉だ。
その前には真選組が牢を開けて「処刑前には戻ってこい」と告げている。

つまり「生きて帰る」「舞蔵と鈴蘭を逢わせる」この二つを、あるいは一つを、何人かと同時に約束している。5本の指にそれぞれの髪の毛を巻きつけてはいるけれど、何も巻きつけていない指には、他の誰かとの約束の証が巻き付けられているんだよね。それこそ、雁字搦めに。

その「約束」が、果たされるのかどうか。

「今生の別れは済んだ?」
信女の言葉は、銀時の過去に重ねることが出来る。
今生の別れ?かつて、そんなことが出来る暇もなければ、彼を助けることも出来なかった。その記憶。
「動け!」
でも動かない。自分の身体も、先生も、そんな記憶が。

優勢に進めるAパートと、朧に対峙して劣勢を強いられるBパートが対になっているのが面白かった。
約束、という言葉一つでAパートのように強くもなれば、逆に果たされなかった記憶がフラッシュバックされて冷静さを失ってしまったりするわけです。
そして、たくさんの「仲間」と協力して強さを発揮したAパートと、個人的感情で動き戦力分散して窮地に陥ったBパートと。

共に囲まれているという状況下で、仲間とともにあったAパートにおいて、銀さんは冷静に前線を突破する方法を告げる「一歩たりとも仲間から離れんじゃねえぞ。背中は任せて何も考えず、てめえの眼前の敵だけ斬り伏せろ。てめえが倒れない限り、誰も倒れやしねえ」
兵士達の激しい銃撃のさなか、神楽の傘に隠れて新八をそこに押し込み、月詠と信女に目配せをして(ここ描写が細かいのが良い!後半の動けなさが引き立つねえ!)阿吽の呼吸で迎撃する。この一連の流れが実に鮮やかでした。それほどまでに精神的に冷静だったということを意味する。一人ひとりが確かに強い。だがそれぞれが互いの動きを察知しあって、本来蚊帳の外の信女までもが流れを共有した結果、大多数の相手をものともしなかった。
(余談ですが、紅桜篇のラストバトルも結局は同じことで、相手が幼馴染で同じ戦を共有して動きがわかるもの同士だからこそ言葉がいらなかった)

それが、だ。
舞蔵の腕が引きちぎられていたことで、敵の懐を知る前に頭に血が昇って飛び出してしまったんだよね。それが結果的に仇となってしまった、と。少し冷静さが欠けたところで登場したのが・・・松陽と過去を知る・・・朧だ。
結果的に相手の強さや情報を知る前に戦力が分散してしまった。Aパートの圧倒的強さは五人の一体感があったからこそなのに、これは、完全に油断だと思った。兵がウジャウジャいる中新八と神楽をいかせたことも含めて、今まで(吉原炎上篇のVS鳳仙)ならなんとかなったかもしれない。腐っても国の中枢を握る幕府はさすがに今までのようにはいかなかった・・・

舞蔵の腕がなくなってはいても生きてはいる、時間はないが(焦る理由はこれだ)それは約束を果たす希望にはなった。
だけど松陽の記憶は、約束が果たされなかった記憶だ。それは絶望に繋がってしまう。頑なに過去を語らなかったのは結局はトラウマだからに他無いんじゃないかな。
経穴をつかれ、毒が入り込み動けなかった。それと同時にフラッシュバックされる過去の記憶は、果たされなかった約束の記憶。これでもか、これでもか!と状況的に追い詰められていく様は見ていて切なかったです。

他者との約束を象徴する心中立ての巻きついた指を、個人的理由のために木刀に持っていかざるを得ないほど、追い詰められてしまってる。
だいたい朧登場とほぼ同時に、それまで発していた軽口が影を潜めてるんだよね。

逆に言えば、朧は敵対する相手がどうすれば弱体するかをこの上なく知っていた。相手の急所をつくだけじゃなくて、精神的なトラウマを呼び起こし冷静さを失わせる。相手を陥れるためならば徹底的にやる。かつて戦場で相対して知っていたからこそ、なんじゃないかな。師匠を助け出したいからと決起までする彼らが、情に厚い者たちというのはわかりきった話だ。ならばそこを徹底的に追求する。舞蔵の腕を銀時の前に放りだしたら銀時の顔色が変わったのを見過ごさず、勝機ととらえた、と。冷静さを欠いた者など恐れるまでもない。

Bパートの師匠でる松陽先生と弟子だった幼い銀時の話は、今回の一件で心中立てと称して交わした約束が<果たされなかったとしたら>というもしもの話。このまま動けない状況で、皆が窮地に陥って、誰も助けることが出来なかったら?というif物語。
舞蔵と鈴蘭とを逢わせる約束は、そもそも生きていなければ果たされないんだよね。
(もっとも他に方法はあったのは気のせいじゃない。ていうか、神楽とそよ姫が友人関係だったことを利用して綿密に行動を練るとかそういう細かいことをやる連中じゃあない(笑)。いつだって無策無鉄砲なバカな連中なんだよね。頭脳派がいない。一橋派が粛清されていたという状況下だったのも運が悪かったというか)

この松陽先生と弟子の物語は、舞蔵と鈴蘭の逢瀬の物語の悲劇的結末をある意味予知しているかのようでした。

じゃあそのif物語を打ち破ったのは何か。
幕府があずかる警察組織は、幕府側でありながら一連の騒動を黙って見ているわけではなかった。
なんでだ~というのは次週語られるんだけど・・・
ポイントは銀さんが自分自身の力 だけで 状況を打ち破ったわけじゃないっていうことかなあ。いつだって、どんなときだって、人は一人では生きていけないからこそ。

定定は自分自身が将軍として動いている体でいながら、その実は傀儡だった~というのが今回の銀さんの動けなさっぷりを見るとあまりに皮肉で。
「そなたらに出来るのはただ黙って天を仰ぎ見ることだけだ」
ただただ黙って言うことを聞け、それはそのまま定定に返ってしまう。松陽が処刑された理由を忘れた?たぶん違う。理由なんて知らず、他人がやることをただ黙って肯定しか出来なかったんじゃないか。「天導衆指揮の元」というのが実際全てだったんでは。さも自分が全部やったみたいに聞こえるけれどね。
(今回は時代劇の悪代官的な役回りwになってるけど、たとえ傀儡であったとしても江戸が焼け野原ではなく発展したのは定定の功績だと思う)
そういえば、ここで定定と朧が松陽について語る場面で、役者陣の台詞が定定と朧ではなく松陽先生の口パクに合わさっているのが興味深かったです。

「天に噛み付き地に落ちた鬼が、何故まだこんなところをさまよっている」
不器用なほど諦め切れなくて、何度も何度も形を変えて誰かの約束を果たそうとする。やり方が不器用で今回みたいに大騒動を起こしてしまったりもする。
その約束に対する諦めの悪さこそが、もしかしたら生きる理由になっちゃってるのかもなあと思ったら切ないっすね。
銀さんは自分の過去や真意を決して語らない。大層なもんじゃない、なんて言っちゃうんだろう。でもだからこそ、逆に銀さんの心の中で大層なもんなんだろう。何せひねくれもんだから。


今回は描写が本当に細かかった。
捕えられた松陽先生を見て、幼い銀時が押さえつけられながら必死に叫んで叫んで結果前に首が締め付けられたのか吐いちゃってるんだよね。ここまで描写するのか、と。
確かに原作消化が早かったけど、細かい描写を見ていくととても面白かった。かっこいいBGMが多用されていたAパートと比較してしっとりとしたBGM、もしくはBGMなしだったのが印象的でした。
奈落の説明が朧と一緒でわかりやすかったです。朧が井上和彦さんとは、豪華だ・・・声に威厳がありますね。


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◎銀魂第259話「5本の指」

|-)ツクヨ:本当によいのか、吉原のためにここまで|ギン:もう遅いよ|-)約束じゃ、生きて戻ると→髪の毛約束だジジイと一緒に帰るノブ)別れは済んだ、私は任務を遂行しなきゃ...
ぺろぺろキャンディー【2013/06/21 22:40】

 

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