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Thu
2013.01.17
23:55
 
テンポが速いなあとは思ったけれど、先週のような残念なカンジはほとんどなく、むしろ濃密だと感じた30分でした。作画が良いと良いほうに感想が変わる(笑)
初見で普通に面白かったです。

以下ネタバレ感想

 

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今回の主題は「約束の真相」ですね。
交わされた「約束」が、果たして真実なのか否か。

男と鈴蘭が交わした心中立て。
日輪いわく本来は「遊女が男をつなぎとめるための手管」だったのが、鈴蘭にとっては心中立ては満月の晩に一本桜で待ち合わせをして吉原から抜け出す約束(愛しい人と逢う約束)であり、そのためならば老婆になっても吉原にとどまった。つまり、先週の放送では鈴蘭は一つの約束のために一生を送ったような一途な女性だったと語られた。

今回は男側の事情が語られたわけです。

新八と神楽、百華が得た情報では鈴蘭の相手は先代将軍定定だった。そこで真実を定定に確認すべく城内に入って現将軍を巻き込んだ騒動を起こしてしまうわけだが・・・
Aパートは鈴蘭の相手が定定だったことが前程でストーリーが展開するので、月詠は好機だとばかりに直接問いただす。
そこでぼたぼたと落ちる滴の存在がキーになる。最初、あれは涙なんじゃと普通に思うよね。ところがそうじゃない。なんとヨダレだった~と。鈴蘭をただの道具と言い切る定定を見てしまえば、あの心中立て=約束は、ただの手段でしかなかった。鈴蘭のそばにいた男ではなく、その男を殺すもうひとりの男だった。ヨダレの表現は鈴蘭への肉体的な情欲を示してるんじゃないかな(少年漫画なのでそれ以上の表現はないけれど)。

この時点では、約束を交わした男は既に存在しない。何せ相手した人間はみーんな定定に殺されてしまうんだから。つまり鈴蘭には約束の相手はもう存在しない、月詠の言うように存在しない男にいつまでも約束だ待ってますといい続ける哀れで悲しい女性だということになってしまう。

ところがBパートでそよ姫が話した寝物語で話が変わる。
G嫌こと爺や六転舞蔵が幼い姫に語って聞かせた・・・どこかで聞いたことのある・・・寝物語の登場人物に、殿と姫以外に「家来」の存在があったからだ。しかも今も生きていると。故に、鈴蘭のお相手が更にもうひとりいると気づくわけですね。
日輪が語った鈴蘭の昔話と重なるその寝物語の語り主たる、かつて定々の重鎮と言われた舞蔵こそ、その男だと。


日輪の語った鈴蘭の昔話と、定々の語った話と、異三郎の話と、舞蔵の語った寝物語が重なって、かつての約束が本当のところどうだったのかが知れることになるのが面白かった(たったひとりの言う言葉が全ての真実を語らないという意味で)。
若かりし家来・舞蔵が純朴そうで、艶やかな鈴蘭となんとなく不釣合いそうな感じなのに、鈴蘭自身が遊女にしては純情だったこともあって2人の愛情の初々しさに見ててこうキュンとしました。(ていうかここで泣きそうになったんだがここで泣くとラストのあれはどうなるんだ私)
月詠はどちらかというとこういう感想を抱いたんじゃないかな。
・・・ところが銀さんはちょっと違う。たぶん後の展開を知ってるからアレなんだろうが、むしろ年老いても一途に(ある意味不器用な頑固さを誇って)貫かれる「約束」そのものに心引かれたんじゃないかなあと。それも一方的なそれじゃなかったんだよね。男女の愛情云々はどうでもよくて、交わされた約束が果たされる条件がそろっている。OPよろしく、欠けた月と対になる半分が今まさにそこにあることが、奇跡的なことだったんじゃないかな。
それを銀さんが何も言わないのが良いのです。月詠の言う台詞がそのまま銀さんの想いというわけではない・・・それは殿中にさまざまな思惑の者がよってたかって集まってるのと一緒だ。

万事屋、月詠がそれぞれ心中立て(約束)を交わすシーンに全てが集約されるラストシーンはとても良かったです。これこそがメインテーマだ的な感じで。



今回もうひとつ特徴的なのは、各々の立場の違いが語られたことだ。
一橋派~なんていう言葉が出てきましたが。見廻組はその恩恵を受ける組織であり今回は幕府警護という名目で定定監視、定定はそれと対峙していること。舞蔵は定定の忠臣と異三郎(見廻組、一橋派)に言われていながらその実本人は快く思っていないこと。バラガキ篇で対峙した真選組は上が豚だと知っていながら市民を護らざるを得ずそこにジレンマを抱えていること。吉原が独立都市であること、・・・そしていまだ動きを見せない現将軍・茂茂(舞蔵と定定の様子をこっそり見ていたシーンが原作より分かりやすかったのが良かったです。なんだか印象に残ったので)。それぞれがそれぞれの立場を基準にして真実なんざおかまいなしで勝手にものを語る。だから別の立場では意味が違ってしまう(舞蔵の左腕がない事が異三郎と舞蔵の語る寝物語とで違うのが最たる例)。そもそもそれがよいのか悪いのか、見た目そのまんまなのかそうじゃないのか。全てを内包して、いろんな立場の連中が狭い殿中に集合して動いているというのが面白かったです。

そんな中、万事屋や月詠はそれらに割って入る形で幕府連中の思惑とは関係なく人探しをしていた。
ところがいろんな思惑が入り込んでいる中では、自分達の目的を果たすだけというわけにはいかなくなってるんだよね。元々幕臣連続暗殺事件なんてのが起こっていて、ちょうど良い道具が入ったとばかりに幕臣殺害の下手人にしたてあげられてしまったり、幕府に使える組織としてのジレンマを抱える真選組には代わりに暴れろ(尻尾を出せばこっちのもの。おこぼれはもらう)とばかりに牢屋を出されたり。

元々の目的(鈴蘭と想い人を逢わせる)を忘れているわけでは決してない。目的は違っても目的のためには流れに乗る、そういうことだ。だから下手人にされるのは御免被るが暴れるのは吝かではないということですね。混乱に乗じて舞蔵を連れ出さればいい。あとは真選組の好きなようにすればいい。もっともこの場合自分達のした後始末を明確に考えているわけじゃなくて、事態が上手くいくかどうかは人任せってのはご愛嬌だろう。そもそもやってること事態は切腹ものなんだから。見廻組や真選組が定定に嫌疑をかけている事でむしろ動きやすくなっているのが面白い。万事屋連中こそ勝手に入り込んでおきながら、殿中ぜーんぶ敵!というわけではないんだよね。いろんな思惑が錯綜する殿中だからこそ、であるかもしれない。

とはいえ、舞蔵はある意味とばっちりというかタイミングが悪かったというか。約束、というキーワードがある以上、このハタ迷惑な連中の侵入が完全に悪いというわけではないというのもある種ジレンマだろうか。


銀ちゃんが神楽のあたまをバシッと叩いた一連のシーンがちゃんとあって良かったです。削られた台詞はあまり気にならなかった。ただひたすらこのシーンが見たかったっ!!兄妹みたいで好きっ!


次回は「5本の指」。いよいよアレが来るかっ!!

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ギン:将軍やっちまったぞ!-)ツク:気絶してるだけだ*)サダサダ様がいらっしゃいました、いかがいたしましょうかどうするんだこれ!-)戻れ=>はいるよシゲシゲさん・・・これ...
ぺろぺろキャンディー【2013/06/21 22:18】

 

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