感想置場。たまにひとりごと。
http://kagirinakumugen.blog107.fc2.com/
Mon
2012.07.02
16:50
 
銀魂―ぎんたま― 45 (ジャンプコミックス)銀魂―ぎんたま― 45 (ジャンプコミックス)
(2012/07/04)
空知 英秋

商品詳細を見る


あと数日で発売!
まるまる一冊一国傾城篇かな?
この情報化社会にあってCDやDVDは普通なのに書籍は頑として入荷が一日遅れってのがコンチクショー。

というときのWJ銀魂感想。
以下ネタバレ。

 

more

切ない。とにかく切ない!
同じ泣かせ系(?)の物語であっても、前の定春のエピソードと違って心にズシンと来るものがあるのは、登場人物が笑っていたからだろうか。「本当に強い人間ってのは、泣きたい時程笑うのさ」それを実践するほどの強さ、あるいは実践しなければならない程の現実の残酷さ。

そして、嫌われ役をナチュラルに引き受ける銀さんは、やっぱり新八のアニキ分なんだな、と。
お妙さんがたまたま立ち聞きしていたのが興味深い。ていうか、むしろ「新八やお妙にゃ負わせらんねェ仕事なんだろ」と正直に言う銀さんにちょっとびっくりした。この言葉を聞いてだからこそ土下座までして銀さんを少しの間止めようとするわけだが、オビワンに剣を振るった銀さんを心から責められるか?嫌えるか?お妙さんの心の強さも試されているエピソードだと思った。

・ビーム砲が使いようによってはいかに星(くに)に益を生むか
コレなんて皮肉。現実問題でよく語られるアレのように戦争の抑止力を生み出すとかそういったもんなんだろう。

・自分が奴等に利用されている事も気づいていまい
だったほうがむしろシアワセだったかもしれない。何が問題だったかって、オビワンにしっかりと自覚があったことだ。これほど残酷なことはないんじゃないか。
オビワンはもうとっくに死んでいて、彼に<模した>カラクリを壊してしまえばそれでいい・・・であったなら。

・本当にわんぱくになったの!!坂田塾頭の影響か?
オビワンが知っている昔の新八は泣き虫だったんだろう。本当に、と形容する程に彼の驚きが表現されている。なら誰の影響でそうなったのか?

・もっと早くに帰ってくるべきだったの
これはオビワンの本音。そして、現在新八の隣に立っている銀さんへの嫉妬だ。
オビワンが本当に欲しかったのは何だろう。宇宙一の侍になる事も本心のうちなのは違いないハズだ。ウソ吹いて、という言葉は宇宙一の侍に固執してしまって肝心なものが置いてきぼりになってしまったことへの後悔なんじゃないかな。「空っぽの器」の中に入れたかった荷物が気づいたときには・・・他の誰かのものになってしまっていた。同じ言葉が蓮逢篇でも描かれていますね。そして自分が持ち得ないモノを主人公が持っていることへの嫉妬心というものは、金魂篇の金さんもそうだった(ていうか金さんはどこいった)。
とはいえ、それは銀さんも一緒だろう。だって、オビワンが登場してからこっちどうも銀さんてばふてくされているように無表情だったもの(笑)

オビワンだって新八やお妙にものすごく慕われている。決して空っぽの器なんかじゃないのは明白だ。だけど、当の本人にとっては隣の芝生は青い。むしろ輝いてさえ見える。誰だって同じだ。状況は切迫してはいるけれど、悲喜こもごもだなあ。皆欲まみれで実に人間くさい。

・あとちょっとだけでいいから、あとほんの少しだけでいいから
人情に訴えかけるこの言葉。あとちょっと、ほんの少し、そう言い続けて事態はどんどん悪い方に進んでいく。ここで真っ先に剣をふるってしまえるのが銀さんだ。そうやって嫌われ役を引き受ける。
だからこそ格好良い。嫌われ役なのに不思議と憎めないのは、彼のそばにいる者は皆そうなんじゃないかな。本当に嫌われる人間というのは、正論を振りかざすことそのものよりも、一方的すぎて相手の気持ちを思い図れない人間だと思ってる。・・・銀さんは、相手の気持ちの何もかも分かった上でこんなことをしているというのは、銀さんの人となりを知っているといった大前提が必要で、それは今回「新八やお妙にゃ負わせらんねェ仕事なんだろ」の台詞で(読者に)分かりやすく示されている。お妙さんはあの台詞を知らなくても(台詞自体なくとも)察することは出来るとは思うんだけど。

個人の問題と地球レベルの問題を天秤にかけてどちらを優先させるべきなのか、究極の二択にあって、誰もが納得できるやり方なんて存在しない。絶対に誰かは確実に損をしてしまう。ここではあえてどちらが「正しい」のかは言わない。「正しさ」というものに絶対的なものなんて存在せず、状況や時代性によって曖昧に変わってしまうものでしかない。(清濁両極端さを併せ持った銀魂らしい)
ならばどうすればいいのか。今回で言えば一番シアワセなのは土方の台詞にあった「あのふざけたテロリスト共は他の警察組織が手を回している」ことに期待することだが、さてどうなるか。
ビームサーベ流と称してビーム垂れ流しにしていたらエネルギーが切れて助かった~とかは、ないか(笑)

今週号一番可愛かったのが神楽!少ししか出番なかったけど、銀さんを兄貴と慕うもう一人の彼女はオビワンを知らない以上ちょっぴり蚊帳の外になってる。だけど純粋に第三者視点で事を見ているのが彼女に他ならない。そして厄介な神威という実の兄貴を持っている彼女もまた<二人の兄貴>を持つ者の一人だ。今回の話が彼女の目にどう写っているのか想像すると面白いのです。

微妙に80年代後半から90年代にかけてのネタがそこかしこに散らばってるのも面白かった(笑)。
風呂場の覗きがマーシーというのに笑ってしまった。


なんだか物語がタタミに入っているような感じの40巻過ぎてのこのエピソードは、マンネリ気味なゲストキャラのインパクトを強く見せるには主要キャラと密接に関わらせた方が目立つ(読者の感情にうったえる)からかしらなんてことも思いつつ。鯱のようにゲストキャラを数度使うと妙に愛着が出てきたりするけれど。
なんにしても面白かったです。本当に。
スポンサーサイト
テーマ * 銀魂 ジャンル * アニメ・コミック
Category * 銀魂@WJ
Trackback(0) Comment(0) 編集[管理者用] このページのトップへ

 

 
Comment

 

 Secret?

 

 

 

 
Copyright © 2017 Blauer×Himmel, all rights reserved.