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Mon
2011.06.06
09:17
 
かぶき町四天王篇。
この話が面白いのは、同じことを言っているはずなのに別の視点で語る内容が微妙に違うこと。
以下先週9話(210話)のセリフを書きだしてみた。


 

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バーテンダー
「4つの勢力が睨みあい微妙な均衡状態を保ってるんだ」
「西郷のとこにも元攘夷浪士がうじゃうじゃいやがる」
「お登勢の勢力?あそこはただの飲み屋だ。ありゃあただの人情家のババアさ。だが一度、あのババアの島で勝手な真似しようもんなら、黙っちゃいない奴がいるのさ。3大勢力とたった一匹で渡り歩いてきたとんでもねえ化け物。真っ白な頭をした、夜叉(おに)が」

華陀
「今この町が近年ないほど緊張状態であるのはそちたちも存じていよう。捨て置けば間違いなく戦争が起きる」
「噂に聞いておるぞえ。そちが攘夷浪士、落ち武者どもを囲っていると。妙な恰好をしているとはいえ、いずれも屈強な力をもった兵隊。そ奴らの力をオカマ帝国を築きつつあると」
「そちは昔からのこの町の顔役。住民たちと密接につながり、いろいろ相談に乗り世話を焼いていると聞く。そのための駒が万事屋なる怪しげな者たち。誰の島であろうとおかまいなし、好き放題暴れ回ってるらしいではないかえ?」

西郷
「一番派手にやってたのはあんた(華陀)と次郎長のとこじゃないのよ」
※ ただし、西郷が次郎長のみかじめ要求をはねつけて揉めていたのは事実。
「行く場所を失った連中に居場所を・・」

お登勢
「そんなくだらない争いに興味はないし、参加した覚えもないよ」
「知らなかったよ。あたしにそんな便利な手ゴマがいたなんて。ついでにこの町が、誰それの島だと勝手に区分けされてることもね。この町は誰のもんでもありゃしない。あたしもあいつも、この町で筋通して勝手に生きてる。ただ、それだけさね」


バーテンダーはこの場合第三者視点。部外者だ。
四天王と直接会って話をし、彼らから直接受けた印象だけで語っているかと言われれば、違うんじゃないかなと。見た目の印象、誰かから聞いた話、余計な尾ひれがついた噂話・・・信用に値するかといえば、話半分で聞いといた方がいいレベルなんじゃないかなと。所詮バーテンダー、客が好き勝手に言った内容をさも自分で見たかのように話しているのかもしれない。でもどこか本当かもと思わせる話の上手い男。
もしこいつが四天王の誰かとつながっていて、わざわざ平子を焚きつけるために話をしているのなら別だが。

で、四天王それぞれの会話の内容。
こうやって書きだしてみると・・・かぶき町をとりしきると言う四天王に関して、あるいは今は緊張状態だなんだと噂話を広げてるのは華陀なんじゃね?カジノという人の集まる場所で意図的に噂話なんて立てれば、後は勝手に独り歩きしてしまう。そういう意味では、バーテンダーの話した内容は華陀のそれに近い。

なら実際はどうかと言うと・・・おかまバーの西郷に関して元攘夷浪士がいたとかそういう描写はないのではっきりしないが、(ヅラが働いたのは1度目(24話)は彼自身の落ち度のせいで、2度目はイボに感染していたから)少なくともだから何かオカマバー以外のことをするかと言えばそうではない。西郷が元攘夷志士というので出てきた想像なのかもしれないし、今回西郷が巻き込まれたと知るや否や彼を護るために皆して襲いかかってきたことを踏まえれば本当のことなのかもしれない。でも、自分たちから進んで危害を与えるようなことを何もするつもりがないのであれば攘夷浪士だろうがそれ自体はたいした意味はない。
お登勢の場合は言わずもがな。万事屋はお登勢の島を荒らす者を牽制していたのではなく、奴らは生活のために(一応)働いていただけだ。じゃあお登勢の島を荒らした者がいたとして何かしたか?・・・描写を見る限りはしてない。例えばキャサリン。彼女はお登勢の島を荒らした(盗みをした)が、今は一緒にいる。そういうことだ。

で、二人とも四天王だからどうだとは一言も言っていない。まあ、24話を見る限り西郷はその立場を踏まえた行動をとっていた節はあるけれども。

四天王という言葉をやたらと口にするのは華陀だけ。
ならばこの場合、誰が<タヌキ>なのか。誰が焚きつけて揉め事を起こそうとしているのか・・・



「そもそも我らはいつぞやから四天王などと呼ばれ、互いにけん制しあう仲になっておったか。全ては、他の勢力の台頭を気に食わぬ、ならず者の王がいたことが始まりではなかったか?我らは敵対する必要はない。我らの敵は、次郎長じゃないかえ?」

「これ以上のくだらない争いはごめんじゃが、止めようにも止まらぬ暴れん坊がひとりおると申したのじゃ」

敵と言いきってんじゃん。
確かに敵を<これから先どうするか>は一言も言っていない。だが、敵とみなした以上どうするつもりなのかは想像に難くない。次郎長が言っていたのはそこだ。そして続ける。「おいらなら迷わずやるね。世の中にゃあ死ななきゃ治らねえバカがいるもんさ。間違っても話合いの場なんて設けちゃいけねえ。見なァ、てめえら雁首そろって、おいらの獲物の射程に入ってるぜ」次郎長が敵とみなされた場合どう受けるか、はっきり宣言した形だ(ここが西郷と違う)。

そして華陀はこう続けるわけだ。
「四天王配下に属する者は、かぶき町での一切の死闘を禁ずる。これに反した勢力は、残り三つの勢力をもってして一平卒にいたるまで叩き潰す」
これは、次郎長の受け答えが分かった上でのことだろう。西郷曰く、もともと揉めていたのは四天王全てではなく西郷曰く華陀と次郎長。それを「四天王」という言葉を用いて西郷とお登勢を巻き込んだ形にしか見えない。

西郷とお登勢の言う自分たちのことと、華陀の言う彼らについての説明の内容の微妙な違い。
これって結局、華陀が自分の都合の良いように解釈している証だ。全ては「一平卒にいたるまで叩き潰す」ために、次郎長だけでなく西郷やお登勢までも皆<焚きつければ私闘をするような連中だ>と言ったようなもんで。

そういう意味では、誰も止める人がいない銀さんは焚きつけるのが簡単だったんだな・・・。標的に選ばれてしまったのは、組織で動いていなかったからだろう。完全に巻き込まれてしまった形だ。
銀さんがお登勢の元にいるのは、一飯の飯の恩からお登勢を護ると誓ったため。だけどそこには、家賃を払って2回に住むという契約もある。そこに一定の距離感があるんだよね。銀さんの誓いは銀さんの勝手な誓いにすぎない。そしてそれを表だって誰にも言っていないのもポイントだ。
ある意味華陀は銀さんの真意を汲み取っていたわけかw


ということを踏まえた上で、きょうのかぶき町四天王篇2話目、楽しみです。
今日の内容はアレか・・・


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テーマ * 銀魂 ジャンル * アニメ・コミック
Category * 銀魂’@2期
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