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Thu
2011.05.26
23:56
 
かぶき町四天王篇を楽しむ前に(その1)の続き。

アニメ銀魂テレビシリーズから自分的セレクト。
ひとり「よりぬき銀魂さん」です。


 

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第23話「困った時は笑っとけ笑っとけ」
攘夷戦争をともに戦った坂本辰馬登場回。

辰馬「人が集まってくる男っちゅうのは、何か持ってるもんぜよ。おんしも奴の中の何かに惹かれて慕っとるんじゃなかか?」
銀さん「俺ァここでのんびり釣り糸垂らすさ。地べた落っこちた流れ星でも釣りあげて、もっぺん、空にリリースよ」

23話のラストでピンチに陥った辰馬をなりふり構わず助けに行く銀さんの描写がある。砂蟲につかまって砂中に引きずりこまれた辰馬を追いかけて(「釣り糸垂らす」)、空に放り投げた(「地べた落っこちた流れ星でも釣りあげて」「もっぺん空にリリーズ」)。アニメが秀逸なのは、上記銀さんのセリフにひっかける形で、銀さんに助けられる辰馬の描写をしたこと。今現在の銀さんが「てめえで考えた通り、生きてっぞォォォ!!」と自分で言った通りの行動をしていることになる。

ここで3話に戻る。新八は銀さんの中にある<鈍く確かに光っている魂を傍らで眺めてみたくなった>とモノローグで語った。上記辰馬の台詞はそれと同じ意味だ。じゃあ何があるから一緒にいるのか?

「侍が動くのに理屈はいらない」(3話・銀さん)
「そこに護りたいもんがあるなら、剣を抜きゃあいい。姉ちゃんは、好きか?」(3話・銀さん)

新八が好きな姉を護りたいというのなら、姉を護ろう・・・宣言通りお妙を助ける銀さん。

23話までの銀さんのセリフを踏まえれば、「地べた落っこちた流れ星」を「もっぺん空にリリース」するのは「流れ星」が銀さんを頼ってきた(「頼まれれば何でもする商売」(3話))からだ。そして「客の大事なもんは俺の大事なもん」(3話)なので「そいつを護るためなら、俺ァ何でもやる」(3話)。
この場合志村家が金を払う余裕がないと分かっていた上で、新八曰く「侍の話なんて誰も聞きやしない」(3話)中、銀さんが筋を通してくれたことが嬉しかったんじゃないかな。
銀魂内での「侍」の持つ武士道とは、何か一本筋の通ったものを持つことだと思ってます。「侍の国」が過去形で語られる世界では一本筋を通す「誇りは捨て去」られてしまった。と思いきや筋を通した銀さんが光って見えたのかもしれない。
(もし新八の前に現れたのが近藤で同じことをしたら、近藤を慕ったかもしれない。その場の巡り合わせが銀さんを慕うようにさせた・・・とか考えてみたりして)



「もっぺん空にリリース」・・・これを語った時期は坂本が戦争から離れたときと一致するので、つまり攘夷戦争中の会話ということになる。少なくともその当時から銀さんの本質は変わっていない。

とはいえ、5話で桂が語った「(銀時は)戦が終わるとともに姿を消した」のは、辰馬に「空にリリース」と語っていた時期の後であり、万事屋開業する前までの話だ。
13話の悪夢、そしてたびたび空を見上げる白夜叉の描写を踏まえれば、戦争中に「流れ星」を「もっぺん空にリリース」できなかった自責の念(筋を通せず、護り切れなかった事)が彼に「迷い」を生じさせてしまったんじゃないかなあ。だから一度放り出してしまった?
そしたら放り出したものの重さに気づいたんだろう。手放したものが、実は大事な荷物だったということに(13話)。
で、どん底の中墓場で食いっぱぐれてしまったところを、お登勢に拾われ、やがて万事屋を営む。今度は手放す前に「歩いていて面白い」奴らに出会い、自覚したのは、実は幸せなことなのかもしれない。

余談ですが。
万事屋って金が無い金が無いと言いつつも、何日も飯を食えないほどではないんだよね。たとえ卵かけご飯だろうがパンにごはんの組み合わせだろうが、何か食ってる。もしかしたらこの作品でどん底というのは「食いっぱぐれる」ことなのかなあ、と。松陽に拾われる前の幼い銀さんが屍の持っていた飯を無表情で食っていたりだとか、かと思えばお登勢に拾われた時の銀さんが腹を減らしていたりだとか、そういうのを踏まえて考えると実に面白い。


かぶき町四天王篇の銀さんは途中から「らしくない」。じゃあなんで「らしくない」のかと言うと、そこは銀さんの過去を踏まえたほうが分かりやすい。かつて払しょくしたはずの迷いが再び顔を出して、また同じことを繰り返そうとしているのだ。

*****
四天王篇は前の話を踏まえた上で見た方が断然面白いですな。
とりあえず、まだ続く。
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テーマ * 銀魂 ジャンル * アニメ・コミック
Category * 銀魂
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